エンロン事件の内容に関して詳しく解説します!

経済

2019年3月18日

エンロン事件を覚えていますか?ビジネスマンであればエンロン事件について少しは知っておきたいところです。本記事ではエンロン事件の概要でわかりやすくエンロン事件を説明します。また、エンロン事件が起こってしまったきっかけや世界の流れなども読むことができます。

エンロン事件の概要

事件

エンロン事件はアメリカ株式市場全体に多大な影響を与え、同社の関係者のみでなく米国株式市場全体に甚大な損失を発生させた事件です。 ここではエンロン事件の詳細を説明する前にエンロン社についてや、エンロン社で行われた粉飾決算の概要についてご説明します。

エンロン社は大企業

エンロンとはアメリカ合衆国テキサス州ヒューストンにあった会社でエネルギー事業やデリバティブ取引で急速に成長した大企業です。 もともとは1931年に発足したエネルギー会社に端を発します。1980年代終わり頃からデリバティブ取引の開始と、当時のレーガン政権によるエネルギー産業の規制緩和が追い風となり、2001年のフォーブス誌によれば売上高全米7位、世界16位の超巨大多国籍企業へと成長していきました。

エンロン事件の原因はエンロン社の粉飾決算

エンロン社の粉飾決算発覚に端を発する米国内の一連の騒動がエンロン事件です。 同社はエネルギー事業と投資事業の2つで利益を得ていましたが、帳簿をつける際に連結決算から外れる特定目的会社(SPE)を利用した利益の水増し計上や簿外債務の隠蔽が発覚し、2001年に160億円の負債を抱えて破綻します。 この影響で同社に関わる事業体や多くの投資形が多大な損失を被ることになりました。

エンロンショックと呼ばれる事態に

この事件はエンロン社の破綻にとどまらず、大手監査法人アーサー・アンダーセンが関与していたことから米国企業全体に不正会計疑惑が広がります。 大手監査法人が会計を担当していることから財務の健全性を疑わなかった証券アナリストたちには、不正発覚直後もエンロン株に対して強い「買い推奨」をするものも有りました。 ただし、その後粉飾決算が次々発覚するとダウ平均などの米国株価指数も急速に下落していきます。

エンロン社とアーサー・アンダーセン

犯人

エンロン事件が重大な事件と言われるのは、事業の主体と独立しているべき監査法人も主体となり積極的に不正に及んでいたと、それが信頼の厚い大手監査法人のアーサー・アンダーセンであったことによります。 ここではエンロン社とアーサー・アンダーセンによる不正の流れとその後についてご説明します。

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