「条件」の英語を様々紹介します!

ビジネス英語

2019年4月11日

ビジネスシーンで毎日のように使う「条件」という日本語ですが、実はこの「条件」を英語で表現する場合には複数の単語を使い分ける必要があるのをご存じでしょうか。今回ビジキャリでは様々な「条件」をどのように英語で表現するか例文でその使い方を解説します。

条件の英語表現は3種類

条件の英語表現

物事には「条件」を付けることが沢山ありますが、この「条件」という言葉を英語で表現する際の正しい方法をご存知でしょうか。 一口に「条件」と言っても使うべき英単語は複数存在します。この見出しでは3つの「条件」という英単語について、それぞれの意味とニュアンスの違いについて説明していきます。

requirement

まず1つ目は「requirement」という単語ですが、これは厳密に訳すと「必要条件」「要件」となります。つまり「requirement」は「権利などを手に入れるために満たす必要がある要件」ということです。 ・The entry requirement is written as "Only for basic course participants." (参加条件に「基礎講座受講者のみ」と書かれている。) 例文では「基礎講座の受講」が条件となって、次の講座に参加できることになっています。つまり「基礎講座の受講」が「必要条件」になっているので「requirement」が適切です。

term

2つ目は「term」という単語ですが、これは「契約」や「支払いなどの条件」といった意味で使います。 ・The terms provided by the supplier were too unequal. (仕入先から提示された契約条件があまりにも不平等だった。) 例文では仕入先と契約を交わす際の条件について言及していますが、こうした書面などで厳格に取り決めをする場合の「条件」には「term」を使います。また、例文では「terms」と複数形になっていますが、契約条項は通常複数あることが多いので、多くの場合はこのように複数形で使うことが多くなります。

condition

「condition」も「条件」という意味の英単語ですが、「特定の状態・状況(になったら)」といったニュアンスになります。 ・The execution conditions of the experiment are shown below. (実験の実施条件を以下に示しています。) 例文では「execution conditions」で「実施条件」という意味になっています。この例文で示されているのは「こういう状態で実験を行いました」という、実験の環境や周囲の条件を示しています。「必要条件」を示す「requirement」や金銭に関わる「term」とは使う場面が異なります。

condはconditionの略

「条件」を表す英語に「cond」という単語がありますが、これは「condition」の略で意味は全く同じです。 ・The extraction conds to be investigated should be stricter. (調査対象の抽出条件をより厳密にすべきだ。) 例文では「抽出条件(extraction conditions)」を省略して「extraction conds」と表記しています。この例文でも「こういう状態のものを抽出する」という抽出基準のことを言っているので「condition」の略語に当たる「cond」で正しい表現になっています。

条件の使い方と例文

使い方と例文

3つの英単語が示す「条件」はそれぞれ意味するものが違いますが、「必要条件」「金銭などの取り決めに関わる条件」「状況の特定」と考えれば区別しやすくなります。 ここからは3つの使い分けを、例文を通して紹介していきます。例文で使われている単語が正しいか確認しながら読み進めてみて下さい。

検索条件

「検索条件」は「search condition」と言います。 ・Care must be taken not to set the search conditions too much. (検索条件を設定しすぎないように注意する必要がある。) 「検索条件」とは「A・B・Cという条件に当てはまるものを抽出する」ということです。「状況を特定」しているので「condition」で正しい表現になっています。

抽出条件

「抽出条件」は「extraction condition」となります。 ・Please decide the extraction condition of the corresponding person. (該当者の抽出条件を決めておいて下さい。) 「抽出条件」は「こういう状態のものに絞り込む」という条件です。これもあてはまる「状況を特定」しているので、「condition」を使います。

実験条件

「実験条件」は「experimental conditions」となります。 ・Please set appropriate experimental conditions. (適切な実験条件を設定して下さい。) 「実験条件」も「このような状況で実験をする」のように、実験が実施される「状況を特定」するものなので、「conditions」を使います。

前提条件

「前提条件」は「precondition」と言います。 ・The preconditions of the theory are broken. (理論の前提条件が破綻している。) 「pre」は「前の」という意味の接頭語です。理論を示す時は「こういう状況から導いた」という、理論の起点になる「状況を特定」する必要があるので「condition」を使います。

契約条件

「契約条件」は「terms of contract」となります。 ・It is necessary to review the terms of contract. (契約条件の見直しが必要だ。) 例文は「契約」と書かれているので、「条件」には「term」を使います。また「contraction」は「契約」という英単語で、「条件」という意味で「term」を使う時に一緒に使われることが多いです。

支払条件

「支払い条件」は英語で「payment terms」と表現します。 ・Check the terms of payment and then borrow. (支払い条件を確認してから借り入れをしよう。) 「支払い条件」も金銭に関わる取り決めなので、「条件」という時には「term」を使います。また「terms of payment」と表現しても問題ありません。

制約条件

「制約条件」は英語で「constraint condition」と言います。 ・Be aware of constraint conditions and work. (制約条件を意識して仕事をしよう。) 「制約条件」は予算や納期など、決定された後は原則変更不可能なもののことです。「あるプロジェクトや仕事に対して課された制限」とは、「状況を特定」することなので「condition」を使います。

見積条件

「見積条件」は「estimation terms」と言います。 ・Please indicate the estimation terms of the contract fee. (契約金の見積り条件を提示して下さい。) 例文の内容もそうですが、「見積り」という言葉自体が「金銭に関わること」を意味しますので、「条件」には「term」を使います。

雇用条件/採用条件

「雇用条件/採用条件」は英語では「recruitment requirement」と言います。 ・Please apply after confirming the recruitment requirements. (採用条件をご確認の上ご応募下さい。) 「採用条件」とは雇用者によって決められた、応募者に必ず満たしてもらう「必要条件」なので「requirement」を使って表現します。

希望条件

「希望条件」は「Desired condition」と言います。 ・Let's decide the desired conditions at work. (就業時の希望条件を決めてこう。) 「希望条件」は、「採用条件」のように「必ず満たすべき条件」ではなく、「こんな状態だったら良いな」とゆるく「状況を特定」するものなので「condition」を使います。

まとめ

まとめ

「条件」を表す英単語は「requirement」「term」「condition」の3つがありました。 例文に示した通り「condition」を使うことが多いですが、「必要条件」「金銭などの取り決めに関わる条件」という内容に当てはまる場合は必ず「requirement」「term」を使いましょう。


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