昭和電工株式会社の概要

昭和電工の前身は日本電気工業と昭和肥料です。1939年に両者が合併し、二つの会社の字を併せて昭和電工と称しました。因みに昭和肥料は味の素傘下の企業でした。 本社は東京ですが、大坂、名古屋、福岡に支店があります。大坂、川崎などに13の事業所を持ち、千葉など3カ所に研究拠点も持っています。 2018年12月31日現在で、資本金は140,564百万円、グループ全体の従業員数は10,476人です。

昭和電工株式会社の主な事業

昭和電工は総合化学メーカーとして位置づけられていますが、高収益の事業に特化する戦略をとっており「脱総合化」「個性派化学」を目指しています。 事業部門は石油化学事業部門、化学品事業部門、無機事業部門、アルミニウム事業部門、HD事業部門、エレクトロニクス事業部門と多岐にわたっていますが、現在は電子・情報材料部門に注力しています。 特にHD(ハードディデスク)事業は生産能力と高記憶密度技術で世界トップを誇っており、外販メーカーとしては世界トップクラスのシェアを持っています。

昭和電工事件の経緯

ここからメインテーマである「昭和電工事件」の核心に迫っていきます。事件はどのようにして始まり、またどのような展開を見せ最終的にどうなったのでしょうか。 GHQをも巻き込んだ一大贈収賄事件は、多くの増収賄事件がそうであるように警察の地道な内偵から始まりました。

事件発覚までの経緯

最初に捜査に手を付けたのは警察でした。捜査第2課長の指揮のもと水面下で内偵が進められました。 内偵を進めるうち事件の重大さがわかってきます。政界の大物が関わっているだけでなく、当時日本を実質的に統治していたGHQの幹部も金を受け取っていたことが発覚したのです。 この事件が明るみに出ると政府が転覆するかもしれないという危機感を抱きつつ警察の捜査が進められましたが、その後GHQが乗り出すに至って事態は一変します。