配布した”アベノマスク”で不良品の報告
1分でわかるニュースの要点
- アベノマスク、配布から3日で不良品報告続発
- アベノマスクの不良品、自作自演の可能性指摘
- 騒動を受け、妊婦用マスク一時配布中断
髪の毛や虫の混入などの不良品マスク
4月7日、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」により一般家庭にガーゼ製の布マスクを配布することが発表されました。全世帯2枚ずつの配布を目標にしており約466億円の予算が投入されます。 全世帯配布に先駆けて、妊婦用に計50万枚のアベノマスクが14日から配布されました。配布から3日後の17日時点で、「異物が混入している。」、「カビが生えている。」、「異臭がする。」などの不良品報告が、80市町村から1,901件確認されています。
菅官房長官は「配布前に除外」
この報道を受け、菅義偉官房長官は22日に以下のように述べました。
「生産流通の過程において、一定程度の不良品が生じることはあるが、実際の配布を行う前段階で適切に除外されている。」
こう述べ、全世帯向けに配布されるマスクに関しては問題はないとの見解を示しました。 この配布前の検品強化によって、18日時点では200万枚のうち200枚ほどが品質に問題があり除外されたと報告されています。
一部では自作自演が指摘される不良品マスクも
妊婦用に先行で配布されたアベノマスクに不良品が多発した問題に関して、ネットなど一部では不良品報告に関しては不自然な点が多く、自作自演ではないかとの声が上がっています。