清廉(せいれん)の意味や類語を紹介!四字熟語の清廉潔白(せいれんけっぱく)の意味や例文なども解説!

ビジネス用語

2019年5月8日

「清廉(せいれん)」は主に「清廉潔白」という四字熟語として使われる言葉です。「心が汚れておらず綺麗な様子」を指し、美しい意味だからこそ正しい使い方を心がけたいですね。今回ビジキャリでは「清廉」の意味について、類語に触れながら紹介します。ぜひ参考にしてください。

清廉(せいれん)とは

清廉

「清廉」は、あまり日常的に使われる言葉ではありません。しかし、口語的ではないにしろ文章中ではしばしば見受けられる単語です。 「清廉」の正しい読み方や意味を改めて確認しておくことで、勘違いしたり間違えてしまったりしたままにならないようにしましょう。

清廉の読み方は(せいれん)

「清廉」の読み方は「せいれん」です。 「清」という字は難しくないため、読み方に迷うこともないでしょう。「廉」は少し読み方が難しいので、「れん」と読むということを意識しておいてください。 「兼」という字が入っていますが、「けん」と読まないように注意しましょう。「廉」は「清廉」の他にも、安く売ることを意味する「廉価」(れんか)といった単語でも使われます。

清廉の意味は「心に汚れがなく綺麗」

「清廉」は、「心が汚れがなく綺麗であること」という意味です。 「心がまっさらで私欲がない」という意味があるのが「清廉」という言葉です。私欲というのは、自分のためだけに何かをしたいと考える心を意味します。 このことからもわかる通り、「清廉」は心が美しく、凛としてお、澄み切っているということを意味しています。我欲のために行動するということとは正反対であると考えるべきでしょう。

清廉(せいれん)の使い方と例文

清廉

「清廉」は使い方が難しい言葉です。そのため、例文を通して使い方をおさえておきましょう。 「清廉」という言葉を単体で使う時に、すぐにイメージが湧くという人はあまりいないでしょう。これを機に、「清廉」が主にどのような使われ方をするのかを知って口語でも文章でも使いこなせるようにしてください。

例文①清廉なる

「清廉なる」を使った例文をご紹介します。 ・私は当時彼女に清廉なる恋心を抱いていた。 これは、「恋心」を修飾するために「清廉なる」という表現を使った文です。「清廉なる」という言い回しは、口語的ではないためほとんど口にされることはありません。ですが、文章においては度々見受けられる表現です。「清廉なる」という言い回しをすることで、かしこまった雰囲気を作ることができます。

例文②清廉な空気

「清廉な空気」を使った例文をご紹介します。 ・その渓谷には清廉な空気が流れており、私は心地よさを感じた。 「清廉」は、心が綺麗であることを表すことから派生して、何かが美しいことや澄み渡っていることも意味します。その中でも、特に空気のように美しさを表現しやすいものは「清廉」と組み合わせて使われることが多いため、覚えておきましょう。「清廉」を使って修飾することによって、対象物をより美しく表現できます。

例文③清廉さ

「清廉さ」を使った例文をご紹介します。 ・その人は清廉さが際立つワンピースを着ていた。 この例文は「その人」が清廉であることを前提とした文です。「几帳面さ」や「清潔さ」となどに対して、「清廉さ」という言い回しがたびたび使われます。この例文においても、その人が持つ清廉な部分がとても目立っているということを表すために「清廉さ」という表現が使われていると考えてください。

例文④清廉性

「清廉性」を使った例文をご紹介します。 ・彼は清廉性を持った素晴らしい人間だ。 「清廉性」とは、「人間性」のように「清廉」を性質として捉えた場合の言葉です。この例文においても「清廉」を「清廉性」と表現することによって、彼が「清廉」な性質を持つ人であるということを端的に表しています。「清廉」という言葉を使いたいけれど使いづらい時には「清廉性」という言い方もあることを覚えておきましょう。

例文⑤清廉な人

「清廉な人」を使った例文をご紹介します。 ・彼女ほど清廉な人は他にいないだろう。 「清廉な人」という言い回しはよく使われるため覚えておきましょう。その人がどのような人であるかを表す時に、「清廉」という言葉はとても便利です。心が綺麗で、清らかであるという誉め言葉として「清廉」は非常に使い勝手が良いと言えます。清廉な人という言い回しを一括りにして覚えておき、使えるようにしておきましょう。

清廉(せいれん)の類語とそれぞれの違い

清廉

「清廉」には類語がいくつかあります。しかし、それぞれ微妙に意味が異なっているため、そちらも一緒に把握しておきましょう。 どれも「清廉」と同じように使ってしまっては思ったように受け取られず、やり取りが噛み合わない可能性があります。適した場面で適した言葉を使うことができるようにしておく必要があります。

清廉と律儀の違い

「清廉」の類語に「律儀」があります。 「律儀」とは義理堅く、実直であるという意味です。これは「清廉」とは異なり、心が綺麗というよりも心根がまっすぐであり、誰かに対して誠実であろうとするという意味が強いと言えるでしょう。 「清廉」はその人の心が綺麗であるという意味ですから、個人の中で完結しています。一方で「律儀」は相手に対して誠実であるという意味ですから、対象を必要としています。

清廉と真面目の違い

「清廉」の類語に「真面目」という言葉があります。 「真面目」とは、まごころをこめていること、誠実であることという意味です。これは「清廉」とは似ていますが、「清廉」は何かに対して誠実だというわけではなく、単に心が綺麗であるという事実のみを意味しているので、その点において異なっていると言えます。 「清廉」も「真面目」も心が綺麗であるというイメージですがニュアンスが異なる事を覚えておきましょう。

清廉と誠実の違い

「清廉」の類語として、「誠実」という言葉が挙げられます。 「誠実」とは、真摯な心を持って何かに向き合うことを意味します。自分のための欲望を持たないということも含まれているため、その点では「清廉」と同じ意味を持っていると言えます。しかし、「誠実」は何らかの対象に触れる時に使われる言葉であり、「清廉」とはニュアンスが微妙に異なります。「清廉」は対象がなくても使うことができる言葉です。

清廉(せいれん)の英語

清廉

「清廉」は、英語で「integrity」と表現することができます。 「integrity」の発音記号は「ɪntégrəṭi」で、「インテグリティー」と発音するのが近いでしょう。アクセントは「インテ」の「テ」の部分につきます。 「integrity」は他にも、「高潔」「誠実」といった意味を持っているので、併せて覚えておきましょう。

清廉潔白(せいれんけっぱく)の意味は「心が綺麗で後ろめたいことがない」

清廉潔白

「清廉潔白」は、心が綺麗であり、後ろめたいことがないという意味です。「潔白」という言葉には、心に後ろ暗いことがないという意味があります。 そのため、心が綺麗であることを意味する「清廉」と組み合わさることによって、「清廉潔白」という心のありさまを表す四字熟語を作ることができます。

清廉潔白(せいれんけっぱく)の使い方と例文

清廉潔白

「清廉潔白」という四字熟語は見かけることはあっても、いざ自分で使うとなるとなかなか使い方が難しく、扱い方がわかりにくい言葉です。 ここでは例文をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。「清廉潔白」がすらすらと使えると、表現の幅が広がります。

例文①清廉潔白な人柄

「清廉潔白」を使った例文をご紹介します。 ・彼女は、その清廉潔白な人柄から皆に信頼されている。 「清廉潔白」は人物像を表すために使われることが多々あります。特に、人柄といった言葉や人物といった言葉と合わせて使われることが多いので、おさえておきましょう。「清廉潔白な人柄」は何事にも誠実であり、生真面目に取り組む人だということを意味することができます。

例文②清廉潔白な印象

「清廉潔白」を使った例文をもう1つご紹介します。 ・彼には清廉潔白な印象があるので、ぜひ我が社に迎え入れたい。 「清廉潔白」は人物の印象を表現する時にもよく使われます。特に見受けられるのが、政治家の印象やイメージなどの話をする時の「清廉潔白なイメージ」といった言い回しです。このように、綺麗で汚れていない印象を持っている人を指す時に「清廉潔白」を使うこともあるということを覚えておきましょう。

清廉潔白(せいれんけっぱく)の類語とそれぞれとの違い

清廉潔白

「清廉潔白」には似た意味を持つ類語があります。このような四字熟語に類語があるのは意外かもしれませんが、「清廉潔白」に似ている四字熟語を覚えておくことで語彙を増やしておきましょう。 ただし、それぞれは全て完全に同じ意味を持っているわけではないので、きちんと違いを押さえておくことも忘れないでください。

清廉潔白と清廉恪勤の違い

「清廉潔白」の類語として「清廉恪勤」が挙げられます。 「清廉恪勤」は「せいれんかっきん」と読みます。「清廉恪勤」とは、真面目に勤めるという意味を持っています。そのため、心が綺麗であるという「清廉潔白」とは異なり、何かに対して一生懸命取り組むという意味合いが強く、全く同じ意味を持っているとは言えません。「清廉恪勤」を使う時には、取り組むものがあるということを覚えておきましょう。

清廉潔白と青天白日の違い

「清廉潔白」の類語として、「青天白日」が挙げられます。 「青天白日」は「せいてんはくじつ」と読みます。「青天白日」とは、心に後ろ暗いことがないことを意味します。そのため、心が綺麗であることを意味する「清廉潔白」とは似た意味を持っているものの、「青天白日」は元々心が綺麗であったというよりも、何かのきっかけによって潔白が明らかになったなどといった意味合いが強い言葉です。

清廉潔白(せいれんけっぱく)の対義語は「佞悪醜穢」

清廉潔白

「清廉潔白」の対義語は、「清廉潔白」の対義語は「佞悪醜穢」であり、「ねいあくしゅうわい」と読みます。 「佞悪醜穢」とは、心が汚れていて、性根が曲がっていることを意味します。 心が汚いというのは、例えば「ずるい」とか、「人間として立派だと言えない性質だ」といったイメージを持つとわかりやすいでしょう。「佞悪醜穢」は耳慣れませんし、読み方が難しいですが、覚えておくといいでしょう。

清廉潔白(せいれんけっぱく)の英語

清廉潔白

「清廉潔白」を英語で表すと、「absolute honesty」です。 「absolute」が「純粋な」「明白な」「確かな」といった意味を持っており、「honesty」が「正直」「実直」「誠実」といった意味を持っているため、2つの単語を組み合わせることによって「清廉潔白」という意味を表しています。 純粋で誠実である、といった意味合いを英語で表すのは難しいですが、このように2つの単語を使うことで表せます。

まとめ

清廉潔白

「清廉」は、四字熟語にも使われたりするほどに広がりを見せる言葉です。「清廉」単体の使い方や意味ももちろんのこと、「清廉潔白」のようにそこから派生した四字熟語にも目を向けてみてください。 意味だけではなく、自分でも使えるようにしておくとより文学や会話を楽しむことができるようになります。


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