暖冬の影響で日本では低迷

ユニクロの国内店舗は、暖冬の影響で売り上げが伸び切っていない状態です。ヒートテックやライトダウンなど、ユニクロの主力商品は「冬物」が多いため、冬の時期の売り上げが年間の売り上げを左右すると言っても過言でありません。 暖冬が続いてしまうと、主力商品の売り上げが中々伸びないため、全体の売り上げも低迷してしまうのです。気候に売り上げが左右されてしまう衣料産業にとっては、リスク分散のための海外進出はむしろ当然という認識なのかもしれません。

中国を含む海外では売り上げを伸ばす

国内店舗の低迷が続く一方、海外のユニクロ店舗は順調に売り上げを伸ばしています。中国やアメリカなど、人口が多い国で売り上げを伸ばせているので、ユニクロ全体の利益は上昇傾向にあります。 ユニクロというと、これまでは「安いけれど、ファッション性はない」という認識がなされていましたが、機能面の向上に加えて、「おしゃれなデザイン」も取り入れることによって、爆発的な人気を獲得していきました。 ユニクロの台頭により、これまで「少し高いが、おしゃれなデザイン」の服を売ってきた衣料会社は、店舗縮小、倒産に追い込まれています。重たる例が、FOREVER 21などです。

感染拡大がアパレル業界に及ぼす影響

新型コロナウイルスの感染拡大がアパレル業界に及ぼす影響は想像以上に大きいです。 現在感染者が急速に増加しているイタリアや中国ではアパレル製品の製造が盛んであることに加え、世界中から例年だと多くのバイヤー達が買い付けなどに訪れます。 しかし新型コロナウイルスの影響を受け、アパレル製品の品薄状態や製造や買い付けの動きが少なくなり、アパレル企業の今後の業績に大きく影響することが予想されます。 暖冬の影響とのダブルパンチでこの先のアパレル業界の先行きが不透明になっています。

影響はどこまで続くか?

コロナウイルスの流行によるユニクロ店舗休業は、今後も続く可能性が高いです。コロナウィルスの流行が縮小に向かえば話しは変わってきますが、現状の報道を見る限り、コロナウィルスは非常に感染力が強いことが分かっています。 医療体制が十分でない中国では、流行の拡大がすぐに収束する可能性は低いと見てよいでしょう。長期間に渡って店舗休業が続いてしまうと、ファーストリテイリングにとって経営的なダメージは計り知れません。通販事業の拡大など、ファーストリテイリングが新たな施策を打ち出してくるかもしれません。