「糸を引く」の使い方理解してる?正しい意味と使い方をわかりやすく解説します!

ビジネス用語

2019年3月13日

「糸を引く」という表現はどのようなシーンで用いればよいのか。使い方は一つに限らず多岐にわたるということをご存知の方は少ないはずです。 日常で自然とこの言い回しを口にできれば周りから一目置かれる存在になれます。今回の記事では「糸を引く」の正しい使い方から英語表現まで解説します。

「糸を引く」の意味と由来

「糸を引く」という言葉をご存知でしょうか。意味が分からないまま聞き流してしまったり、意味を聞かれても答えられずに困ってしまった経験がある方もいるかと思います。 本記事では「糸を引く」の意味や由来について詳しく解説していきます。

「糸を引く」の意味は「裏で人や物事を操る」「あることの影響が長引く」

「糸を引く」とは「裏で人や物事を操る」または「あることの影響が長引く」という意味です。 ストーリーの陰に隠れて悪役が「糸を引く」作品は多いです。 一方、「糸を引く」にはシンプルに物体の状況を表現する言葉として使うケースもあります。

「糸を引く」の由来

「糸を引く」の由来は「黒子が操り人形を動かす様」から来ているといわれています。 操り人形は、人形本体に繋がれた「糸」を操られることにより動きます。「糸」を操るのは舞台裏に隠れた黒子です。黒子が見えない場所から糸を操り、人形を思いのままに動かしている姿に由来しています。 これはあくまでも「裏から何かを動かす」意味としての「糸を引く」の由来であることに注意が必要です。

「糸を引く」の使い方と例文

「糸を引く」は実際どのように使うのでしょうか。この慣用句の使い方を、例文を交えて解説していきます。

「糸を引く」の使い方

「糸を引く」を正しく使うためには、対象を明確に定めておく必要があります。人、状況、物体のどれを対象にするかにより使い方も異なるからです。 次の見出しから「糸を引く」の正確な使い方を実際に例文を見ながら解説していきます。

「糸を引く」の例文

「糸を引く」を使った例文として、以下のようなものが挙げられます。 ・この事件の裏側には、糸を引いている何者かの存在があるに違いない。 ここでの「糸を引く」は、「人」に対して使ったケースであり、刑事から犯人へ向けて使われた例文です。 ・先週こじらせてしまった風邪が糸を引いていて、調子が良くない。 こちらは「糸を引く」を、「状況」に対して使用した例です。単純に「風邪が治らない」と表現してもいいのですが、そちらよりも長い間調子が良くない状態を示しています。日常生活において「糸を引く」を一番使いやすいのはこの〝状況〟に対して使った場合でしょう。 ・ボールが糸を引くような弧を描いて、ライトスタンドに飛び込んでいった。 この例文は「糸を引く」を「物体」に対して使った例です。この場合は、ボールが飛んでいく様子を「糸を引くような」と形容しているのです。上の2つの例文と違う点としては、慣用句としての使い方ではない点が挙げられます。「かき混ぜた納豆のねばねばが、長い糸を引いている』というように使った場合も「糸を引く」を、この例文と同じように「物体」に対して使ったケースとなります。

「糸を引く」の類語と英語

「糸を引く」には、どんな類語があるのでしょうか。 ここでは、いくつかの類語と共に「糸を引く」の英語表現についても解説します。

「糸を引く」の類語は「長引く」「影で操る」

「糸を引く」の類語として挙げられるのは「長引く」「影で操る」などです。1つずつ見ていきましょう。 ・「長引く」 「長引く」は、「状況の進みが遅くてなかなか終わらない」ことや「物事の終了までの時間が延長されてしまう」ことを指します。また、この類語は「手間取る」などへの言い換えも可能です。「糸を引く」が「ある事柄や状態の影響が長く残る」ことを意味しているので、この言葉も類語として適当であると言えるのです。 ・「影で操る」 こちらは、「糸を引く」が「裏で人や物事を操る」ことから、類語として分類できる表現です。「糸を引く」をよりくだけた表現にした言葉といえます。言い換えを行うとすれば、「画策(かくさく)」「暗躍(あんやく)」になります。 です。

「糸を引く」の英語は「pull the wires」「be proronged」

「糸を引く」を英語表記にする際は、「pull the wires」、または「be proronged」という風に表現することが可能です。一般的な表現は前者であり、「wires」を「strings」とする場合もあります。 比喩的な表現で「裏で動く人」を表したい場合は「a puppet master」とすることも可能です。

まとめ

今回は「糸を引く」という慣用句について、その意味や由来、英語での表現について解説させていただきました。 様々な対象に対して用いることができますので、使い分けを意識しながら実践してみてください。


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