約3時間の間に2度電波ジャックが行われた

1度目の電波ジャックから約3時間後、午後11時45分に2度目の電波ジャックが行われました。 2度目に被害にあったのはシカゴトリビューン系列チャンネルのWTTWです。世界最長のSFドラマ「ドクター・フー」放送中に起こりました。 この犯行では約90秒間も映像が流れたこと、約3時間の間に2度も同じ犯人が電波を乗っ取ったことなどから、テレビ史上最大最長の電波ジャックと言われています。

アメリカ全土で一大ニュースとなった

2度の電波ジャックは、全米中で大変な反響を呼びました。放送中、放送直後に放送局へ問い合わせが殺到し、ニュース速報が全米で流れたのです。 この電波ジャック事件は、アメリカの3大ネットワークと言われる大手放送局CBSでも取り上げられました。 この事件は放送関係者を混乱させたものの、大多数の視聴者にとっては他人事でした。そのため事件を面白がる人が数多く出たようです。

マックスヘッドルーム事件の謎

この事件はテレビ史上最大最長の電波ジャックとして有名ですが、多くの謎が残されています。なぜこんな事件を起こせたのか、いったい何が目的だったのか、多数の視聴者が違法放送を目撃したものの誰も理解出来ませんでした。

電波ジャックはそもそも可能なことなのか

電波ジャックとは、正確に言えば放送信号割り込み(Broadcast signal intrusion)という行為です。 電波ジャックはテレビやラジオなどの既存の放送周波数帯に割り込むことで行われますが、正規の電波を上回る強力な電波送信機が必要です。よほど強力な電波送信機がない限り、完全に放送を乗っ取ることは難しいと言われています。 つまり条件を満たす高度な送信機材さえ揃えられれば、電波ジャックは可能です。実際にマックスベッドルーム事件の前後にも、他の電波ジャック事件は起きています。