1分でわかるジェフリー・エプスタイン
1分でわかる記事の要点
- 総資産1000億円以上の大富豪で、慈善家だった
- 数十人の10代の少女を性的搾取し、裁判にかけられた
- 無罪を訴えたが、拘留中の施設で2019年8月に自殺
ジェフリー・エプスタインとは
ジェフリー・エプスタインはニューヨーク生まれのアメリカ人です。アメリカ有数の大富豪で、慈善家としても知られていました。彼は複数の捜査によって、ペドフィリア(小児性愛者)だと判明しており、2度の刑事裁判で有罪判決が出ています。
ヘッジファンドの大富豪
ジェフリー・エプスタインは1953年、ニューヨーク市のブルックリンで生まれました。高校を飛び級で卒業するほど優秀でしたが、進学先のニューヨーク大学数理科学研究所を中退しています。 しばらくは高校教師をして過ごしていましたが、金融関係で働く生徒の親にトレーダーの才能があると見込まれ、投資銀行に転職しました。後に独立してヘッジファンドを経営し、巨万の富を築きました。 ジェフリー・エプスタインの総資産は1000億円以上と言われています。彼はその豊富な資金を科学分野に惜しみなく寄付(過去20年間で30億円以上)し、政財界の人脈を広げました。
ペドフィリア
ジェフリー・エプスタインは、ハーバード大学などの研究機関をはじめとして、著名な科学者にも多大な寄付を行う慈善家として知られていました。彼にはペドフィリアという一面がありました。 ペドフィリアとは、主に10歳以下の児童を性愛の対象にする性的嗜好のことです。ジェフリー・エプスタインは、複数の少女と肉体関係を持っていました。 アメリカの日刊新聞マイアミヘラルドの調べによると、ジェフリー・エプスタインの手帳には100名以上もの少女の連絡先が記載されていたそうです。