新型コロナウイルスによる死者の葬式、火葬の現実
1分でわかるニュースの要点
- 新型コロナウイルスの患者と死者が世界中で急増
- 親族は遺体と面会できず短時間で火葬
- 感染リスクが高い葬儀は中止せざるを得ない可能性
新型コロナウイルスの死者の葬式
新型コロナウイルスでクローズアップされたのは感染により死亡してしまった方のご遺族が葬儀にさえ参列できなかった事例です。 新型コロナウイルス患者の急死により入院中の面会さらには火葬の立ち会いを断られるケースも存在します。
そもそも最期を看取れない可能性も
新型コロナウイルス患者の家族や友人にとって心配なのは最期を看取れない可能性です。厚生労働省は病院から葬儀会社に新型コロナウイルスによる死者が引き渡される際には感染の事実を伝えるように求めています。 手袋を付けて遺体に触れることは禁じられていないものの、想定されるのは病院と葬儀会社が判断し家族を立ち会わせずに火葬するケースです。
お通夜や葬儀は感染リスクが高い
日本政府と自治体が新型コロナウイルスの感染リスクを低くするために密閉・密集・密接の回避を求めていますが、これらの条件に該当するのが通夜と葬儀です。 亡くなった人が新型コロナウイルス患者だったわけではありませんが、2020年3月22日および23日に愛媛県松山市で行われた通夜と葬儀では4人が集団感染しています。