OEMなどで多くのメーカーのコンドームを製造

カレックスは自社ブランドでの販売よりもOEM(相手先ブランド製造)供給がメインであり、世界の4分の1のシェアを誇るイギリスのデュレックスにも供給しています。 コンドーム市場は英米中3社がほぼ独占していますが、製造はマレーシアの企業が多く同国には14社のコンドームメーカーがあり、その中でもカレックスは世界で消費されている15%を製造しています。

ロックダウンにより工場が閉鎖

マレーシアは3月16日にロックダウンによる移動制限令の概要を発表し、その中には事業所の閉鎖も含まれています。ロックダウンは5月12日まで延長されており、引き続きコンドームの供給不足が続くことが懸念されています。 カレックスのゴー ミア キアットCEO(最高経営責任者)は、流通も混乱しており各メーカーも市場に供給することが困難な状況になっていると述べています。

望まない妊娠が増える可能性は?

コンドームの不足によって望まない妊娠が増える可能性があり、中絶の増加や性病の蔓延、HIVのリスクが高まることが懸念されています。また、妊婦が新型コロナに感染した場合は重症化しやすいともいわれており病院などでの感染も懸念されています。

病院の受け入れ態勢が整っていない今

コンドーム不足によって妊娠や性病、HIV(エイズウイルス)に感染してしまっても、新型コロナ感染拡大による医療崩壊で病院も受け入れ態勢が整っていないことが予想されます。 また、妊婦が新型コロナに感染した場合は重症化しやすいといわれており、感染のリスクの高い病院に行くことは避けなければいけません。また、治療薬も妊婦に使用できるものがあるのかといった問題もあり、コンドーム不足による思わぬリスクが広がっています。