36名もの死者を出す史上最悪の事件に

第1スタジオは1階が事務フロアで、2階以上がアニメ製作現場でした。 当時約70人の社員が勤務していましたが、ほぼ全員である69人が被害を受けました。事件現場で33人が死亡し、さらに救助された36人のうち2人が後に搬送先の病院で亡くなります。 最終的な被害者は重軽傷者34名、死者35名となりました。これは放火殺人事件としては戦後最大の犠牲者数であり、放火事件としても平成以降で最悪の事件と言えます。 被害者は全員快方に向かっていると報じられていましたが、全身やけどで治療中の被害者の1人が10月4日に敗血症性ショックで亡くなられました。これにより事件全体での死者は36名になりました(2019年10月5日現在)。

犯人は警察官によって確保された

放火してすぐに犯人は逃亡しました。しかし、ガソリンに直接着火したことから自分自身も火傷を負っており、第1スタジオから100メートルほどで力尽きたようです。 警察官が追いついた時には、犯人は一般住宅の玄関前に倒れていました。Tシャツとジーンズという格好で靴は履いていませんでした。警察官に問い詰められたところ、ガソリンで火をつけた旨を話したことから身柄が確保されました。

犯人・青葉真司

犯人はさいたま市在住の41歳の男性、青葉真司です。3人兄妹の次男で、高校卒業後に県の非常職員や新聞配達などをしていました。現在は無職です。 青葉真司には逮捕歴があり、2012年にコンビニ強盗を行って更生保護施設に入っていました。精神疾患があるらしく、事件前まで1人暮らししていたアパートでも、何度か近隣住民とトラブルがあったようです。事件後の犯人の容態や、動機についてご紹介します。

事件直後は全身にやけどを負い意識不明に

青葉真司は事件直後に確保されたものの、全身にやけどを負っていたせいで意識不明の重体となりました。 負傷の度合いは詳しく発表されていません。目撃者の証言によれば、青葉真司の両腕は皮が剥けるほどひどい状態で、足も血で真っ赤に染まっていたそうです。 やけどは症状に応じてⅠ~Ⅲ度と3段階に分けられますが、青葉真司は着火した本人であることから全身の広い範囲がⅡ度以上のやけどになっているものと思われます。