スキームの基本的な使い方や例文、熟語など解説します!

ビジネス用語

2019年3月2日

「スキーム」という言葉を知っていますか?この言葉の意味を知っておくと、ビジネスシーンで役に立つことがたくさんあります。本記事では「スキーム」の基本的な使い方から、ビジネスシーンでの使い方などを紹介いたします。また、「スキーム」の熟語も合わせて覚えてみてください。

スキームとは

スキームという言葉はビジネスシーンでよく耳にします。スキームは使いやすい言葉なので、「何となく」で使ってしまっている人も多いのではないでしょうか。しかし、意味を取り違えて使うと恥をかいてしまいます。 スキームの意味や使い方を正しく理解するようにしましょう。また、スキームを念頭において発想するクセを身につけることで、ビジネスマンとして大切な思考法を学ぶことができるはずです。

スキームの基本の意味は「枠組みのある計画」

スキームの意味は「枠組みのある計画」です。計画という言葉は、構想段階で使うこともあります。一方スキームは、枠組みや仕組みを伴う具体的な計画や方法、施策を表す言葉です。 また、スキームは単なる枠組みとも区別されます。枠組みは、大まかなアウトラインや物事のあらましを表すのに対して、スキームは綿密に練られた仕組みをいいます。枠組みより複雑な仕組み、具体的な効果が想定される仕組みに対しては、スキームという言葉を使いましょう。

スキームは英語の「scheme」に由来する

ビジネスシーンで使われるスキームは、もともと英語の「scheme」に由来します。「scheme」は動詞としても名詞としても使える英単語です。 「scheme」には、「綿密で体系的な計画・構想」「たくらみ・陰謀・策謀」「構成・組み合わせ」「政策・公的な事業計画」といった様々な意味があります。 このうち、「綿密で体系的な計画・構想」という意味がビジネスシーンで用いられるスキームのもとになったといえるでしょう。

スキームの使い方と例文

ここまで、スキームという言葉の意味について、計画や枠組みといった言葉と比較しながら説明しました。また、英語の「scheme」の意味と、ビジネスシーンで使われるスキームの意味の違いについても解説しました。 続いては、スキームの実際の使い方と例文をご紹介します。スキームという言葉の意味をきちんと理解できていないと、上司から指示を受けた場合も適切なアウトプットが提出できないことがあります。スキームという言葉を正しく使いこなせるようになるためにも、しっかり確認しましょう。

「構築」「理解」

まず、スキームは「作成」より「構築」という言葉で表現します。また、「スキームを組む」「スキームを考える」「スキームを見直す」といった使い方をする場合もあります。例文は下記の通りです。 ・新たなスキームを構築しました。 ・スキームを理解すれば難しいことはない。

「事業」「課金」

スキームは名詞と組み合わせて使うことも多くあります。その場合、「名詞に関する」スキームという意味になります。組み合わせる名詞には、「事業」「販売」「営業」「課金」「租税回避」「M&A」などがあります。例文は下記の通りです。 ・事業スキームを明確にしようと思う。 ・その課金スキームは画期的な発想だ。

「図」

スキームを分かりやすく表した図をスキーム図といいます。企画書やプレゼン資料を作成するとき、スキーム図を盛り込むことを指示されることも多いでしょう。例文は下記の通りです。 ・プレゼンに向けて、スキーム図を作成しておいてくれ。 ・スキーム図によって、相手にメリットをしっかり伝えることができた。

スキームの作り方、構築の仕方

ここまで、スキームの実際の使い方と例文をいくつかご紹介しました。続いて、スキームの構築の仕方についても解説します。 スキームを構築する場合、まずは情報を整理することが大切です。SWOT分析や3C分析、STPなどのフレームワークを用いて外部環境や自社の強みを分析しましょう。 情報を整理したうえで、目的を明確にし、目的を実現するための計画をできるだけ具体的に立てます。このとき、関連法規を参照したり、予測されるリスクと対策を盛り込むのもいいでしょう。 計画を立てたら、全体の仕組みをわかりやすいようにスキーム図にまとめておくと、メンバー間で共通認識を作ったり外部にプレゼンしたりするときに便利です。

様々なビジネスでのスキーム

ここまで、スキームを実際に作るときの方法を解説しました。続いては、スキームという言葉がよく用いられる領域について解説します。スキームの特定の使われ方を把握しておくことで、ビジネスシーンでもスムーズなやり取りができるでしょう。

販売 スキーム

販売スキームとは、ある商品やサービスを販売して、利益を得るための戦略をいいます。商品を効果的に売るための方法や施策と言い換えることもできるでしょう。 販売スキームを構築する場合、「販売する側」「消費する側」のそれぞれの視点に立って戦略を練っていきます。ターゲット設定や商品のPRをはじめ、アフターサービスや消費者の満足度調査など幅広い内容を含みます。 たとえ魅力的な商品であっても、戦略を誤れば継続して販売することができません。その意味で、販売スキームはビジネスの成功において非常に重要な意味を持つといえるでしょう。

租税回避 スキーム

税金の分野においても、スキームという言葉はよく用いられます。ニュースなどで租税回避スキームという言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。 税金に関する分野でスキームという言葉を使う場合、「税金を少なくする仕組み」だと理解しましょう。会社の経営者や富裕層は、少しでも資金を手元に確保するため、様々な税金対策を行います。 税金対策は、税法で定められた範囲内で、特定の仕組みを用いて行います。たとえば、所得分散によって法人税を節税する、贈与によって相続税の負担を減らすといった方法があります。 税金対策は実行性のある具体的で綿密な計画なので、スキームという言葉を使うのがふさわしいといえるでしょう。租税回避スキームの他に、節税スキームといった使い方をする場合もあります。

M&A スキーム

M&Aにおいてもスキームという言葉は多用されます。M&Aとは第三者承継のことで、会社や事業を親族や従業員以外の第三者に売却することをいいます。 第三者への会社の売却となると、簡単には実現しません。税務・法務・労務など様々な観点からリスクを洗い出し、売り手と買い手双方の事業計画に従い、順を追って売却を進めていく必要があります。 M&Aを成功させるためには、専門性の高い計画が必要です。具体性や実効性をともなう計画なので、スキームという言葉を用いるのが自然でしょう。

まとめ

スキームという言葉のビジネスシーンにおける意味や使い方について詳しく解説しました。スキームという言葉は幅広い分野で使うことができるので、ぜひ使いこなせるようになりましょう。 また、仕事を進めるうえでスキームを意識することで、より具体的で実行性のある計画を立てることができます。スキームの言葉の意味はもちろんですが、考え方を理解することでより仕事が効率的に進められるようになるでしょう。


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