必至と必死の違い

(画像:Unsplash

読み方が同じ「必死」と「必至」を混同する人も少なくないようです。しかし音は同じでも、意味は異なります。 「必死」には、「必ず死んでしまう」「生きる見込みが薄い」「死ぬことを覚悟する」という意味があります。その他にも、「死を覚悟して全力で物事に取り組む」「生死を顧みずに全力を尽くす」という意味があります。「必至」は状況を指すのに対し、「必死」は覚悟を表すと覚えておくと簡単に使い分けができます。

必至の類語

(画像:Unsplash

「そうなることが避けられない」ことを意味する「必至」には、いくつかの類語があります。「不可避」や「必然的」「余儀なく」「やむを得ない」「致し方ない」などです。そして類語は「必至」とまったく同じ意味を表すとも限りません。 ここでは「必至」を言い換える際によく使われる、「不可避」と「必然的」について例文も紹介しながら説明します。

不可避

「必至」を言い換える際によく使われる類語が「不可避」です。

例文

  • クライアントとのトラブルが原因で取引停止にされたのだから、彼の降格処分は不可避です。
  • あれだけのスピードを出していたのだから、衝突事故は不可避だったと思います。

このように「不可避」は、「必ず起こる」「避けようがない」という断定的な表現として使われます。

必然的

「必至」は「必然的」と言い換えられることも多いです。

例文

  • インターンシップ時代から評価が高かった彼女が採用されるのは、必然的といえます。
  • 天候不順で野菜の収穫量が減っているので、必然的に値上がりします。

「必至」は「そうした事態が高い確率で起こる」という状況で使われますが、「必然的」は「必ずそうなる」という意味で使われます。結果の予測ではなく断定する際には、「必然的」を使いましょう。