変死体から新型コロナの陽性反応

報道によれば、警視庁が「変死体」として取り扱った遺体の中にコロナ感染者がいたことが判明しています。今月19日時点では11体とされていましたが、22日時点で15体へと増えました。 変死体は、自宅や路上で亡くなる等、死因のわからない遺体として取り扱われたものですが、PCR検査を行ったのは「コロナ感染が疑われる場合のみ」としています。隠れコロナの数はさらに多くなる可能性もあり、警戒が広がっています。

例年より肺炎の死亡者が多いデータ

また「肺炎の死亡者が例年より多いのではないか」との指摘もあります。国立感染症研究所は21日、「21大都市インフルエンザ・肺炎死亡報告」を発表しました。東京の「インフルエンザ肺炎死亡」数が例年よりも増加していることがグラフで示されています。 各種報道によれば、インフルエンザ患者数は減少傾向にあると見られています。しかし、逆に肺炎死者が増加傾向にあるという調査結果をふまえると「隠れコロナ患者の可能性を示すもの」との見方も出ています。

葬儀社の運営にも変化が

新型コロナウイルスの収束が見えない中、葬儀のあり方にも変化が生まれています。「密閉・密集・密接」の「3密」を回避しようとする動きです。 前月の22日と23日、松山市の葬儀場でコロナの集団感染が発生しました。通夜と葬儀の参列者からコロナが見つかったことは、葬儀業界にも少なからぬ影響を与えました。コロナの感染拡大による変化は葬儀社だけではありません。遺族や参列者の行動からも、今までにない変化が見られるようになっています。

火葬のみを希望する遺族が増加

外出自粛要請を受け、遺族の中にも葬儀の延期や縮小を検討する動きが見られるようになりました。通夜の後の会食の取り止めやカタログギフト形式での提供、あるいは少人数で行う家族葬への切り替えです。 また葬儀そのものを取りやめて、火葬のみを行う「直葬」を選択する遺族も増加しています。遺体がコロナ感染者の場合、遺体は遺族と対面することなく火葬されます。そのため遺骨とお別れをするスタイルの「お別れ会」(後葬・骨葬)を提案する葬儀社も現れています。