のちに自衛隊旗として使われた

第二次世界大戦後、旧日本陸海空軍は解体されたことに伴い、「旭日旗」の歴史も一旦幕を閉じることになります。 しかし、1954年に陸上自衛隊が設立されるといち早く「旭日旗」を「自衛隊旗」に復活させし、同年に設立された海上自衛隊も「旭日旗」を採用しました。 「旭日旗」を復活させるにあたって、保安庁の両幕僚監部はさまざまな意見を参考にします。特に専門家からは、色彩・デザインともに「これ以上のものはない」といった意見が大半を占めるのです。

そのデザイン性や縁起の良さから漁船や様々な商品に使用された

「旭日旗」に使われている旭日の色彩・デザインは「偶然に得る幸運」「幸運を願い待つこと」を意味し、とても縁起の良いものとして日本人に親しまれてきました。 そのため、旧日本軍の軍旗であったことに関わらず、祝賀イベントで掲げられたり、日本企業のブランドロゴに採用されるなどさまざまな場面で使用されています。 特に有名なのが「大漁旗」として漁船に掲げられている場面ですが、大漁を願うだけでなく漁師たちの安全を祈願する意味もあるのです。

朝日新聞は新聞社のロゴが旭日旗由来である説を否定

朝日新聞のロゴも太陽と光をデザインしたものであり、「旭日旗」と酷似しています。しかし、朝日新聞の記者がツイッターで軍旗が由来ではないと否定したことが話題となりました。 朝日新聞社がこのロゴを使用するようになったのは1879年です。これは事件現場で新聞社の取材であることを明確にすることが目的でした。 その後、何度かマイナーチェンジを行いながらブランドロゴとして定着していますが、朝日新聞の記者が主張したとおり軍旗を由来するものではありません。

旭日旗を巡るトラブル

(画像:Unsplash

日本の長い歴史の中で、「旭日旗」が軍旗として使用されたのはごく僅かな期間であり、決して軍国主義を象徴するものではありません。 その一方で、現在は自衛隊旗にも採用されていることから、韓国などに不快感を与えてしまうのも事実です。そこで、「旭日旗」を巡る韓国をはじめとする諸外国からの非難やトラブルについて解説します。