多くの通行人がカメラを向けSNSに投稿をした

6日の首吊り自殺は人通りの多い昼間であったことから、数多くの通行人が現場を目撃することになりました。この時、多くの人がスマートフォンなどのカメラを向けて、撮影した画像をSNSに投稿しています。 あまりにも日常から現実離れした光景であったことから、中には生身の人間が自殺したものではない(作り物)だと思う人もいたようです。 自殺直後の生々しい写真や、警察が到着してからビニールシートがかけられる様子など、自殺現場の画像はSNSを中心として広く拡散されています。

自殺現場に躊躇なくカメラを向ける人々に対する批判が殺到

6日の自殺現場を撮影する行為について、インターネット上で批判が巻き起こっています。 作り物と勘違いする人はともかくとして、現場の状況や遺体を面白がる人が少なくありませんでした。そういった野次馬根性、撮影した上でSNSに投稿する無遠慮な行動が批判されているのです。 新宿南口の首吊り自殺以外にも、2019年5月に大阪梅田で発生した飛び降り自殺事件でも、同様に撮影や拡散されたことが問題視されました。

日本人の倫理観が問われる

多くの人には、珍事や突発的な出来事を目撃したいという好奇心、いわゆる野次馬根性が備わっています。好奇心は脳の機能と密接に結びついていることから、野次馬を批判することはできません。 ただし、ただ見るだけでなく、撮影やSNSで拡散までするとなると話は変わってきます。そこには他人の不幸を面白がる、他者の不快感を想像できないといった、倫理観の欠如が絡んできます。 2019年は元号が平成から令和に改まった年でした。元号と同じように、現代日本人の倫理観もまた改めていく必要があるでしょう。