「しがない」の要点
- 意味:「とるにたりない」「まずしい」
- 例文:「私は30年間出世することもなく、しがない会社員をしていた。」
- 類語:「質素」「すぼらしい」
- 対義語:「立派な」「すぐれている」
しがないの意味や使い方
しがないの意味や使い方(画像:Unsplash)
「しがない」という言葉を日常生活でよく耳にすると思いますが、この言葉には2つの意味があり、それぞれ全く違うので正しく使い分けられるようになる必要があります。 この記事では類義語なども紹介します。まずこの見出しでは「しがない」という言葉の正しい2つの意味を確認していきましょう。
意味①「とるになりない」
「しがない」の1つ目の意味は「とるにたりない」です。「とるにたりない」とは「特に取り上げるようなものではない」「つまらない」「価値のない」という意味です。 「しがない」はこの意味でよく使われ、自分自身のことを謙遜して言う時に使われることが多く、「しがない経営者」「しがないアスリート」のような形で使われます。
「とるになりない」意味での使い方・例文
ここでは、「とるにたりない」という意味で使う場合の例文を紹介します。
例文
- 私は30年間出世することもなく、しがない会社員をしていた。
例文では「とるにたりない会社員」という意味で使われています。ここでは出世したり大きな業績を残したことがない自分の状況を見て、「特に取り上げて説明することのないような、大したことがない会社員」ということを意味しています。よく使われる表現なので覚えておきましょう。