恐縮の意味とは?ビジネスシーンでの使い方や感謝、謝罪を表す際の表現方法を例文を用いて解説します!

ビジネス用語

2019年3月13日

「恐縮」という言葉の正しい意味を理解していますか?本記事では、ビジネスシーンでの「恐縮」の使い方や、表現方法を例文を出しながら解説いたします。また、類義語やメールでの恐縮の使い方も紹介します。英語の「恐縮」にあたる表現方法についても触れています。

恐縮の意味と読み方

「恐縮」=きょうしゅくと読みます。 今回はこの恐縮という言葉の意味をビジネスシーンとそれ以外の状況ついて解説します。 また、英語表現や類語、別の表現方法なども解説しますので目上の方へのメールの出し方に悩んでいるビジネスパーソンは是非ご一読ください。

恐縮の意味は「相手をへりくだりお詫びをすること」

恐縮するという言葉の意味は「相手よりへりくだりお詫びすること」です。 へりくだるとは「相手を敬い自分は控えめな態度をとる」事です。 つまり「相手を敬い丁寧にお詫びすること」を恐縮する事の意味とも言えます。

恐縮は「きょうしゅく」と読む

冒頭で解説した通り「恐縮」の読みは「きょうしゅく」です。 「恐」はびくびくする。怖がる。恐れ入る。かしこまる等の意味です。 「縮」はちぢむ。ちぢまる。ちぢこめる等の意味です。 恐縮の単語を一語づつ分解してみると「びくびくしてちぢこまる」などの意味となりますね。 英文もそうですが、直訳すると少し表現が変になりますね。この場合びくびくするを「相手を敬う」事に置き換えるとわかりやすいです。

恐縮の使い方と例文3つ

ここからは恐縮という単語について例文を交えて解説します。 例文や解説はあくまで一例となりますのでご了承ください。

「恐縮」はビジネスや目上の人との会話で使う

では「恐縮」という単語はどんなシチュエーションで使うかというとビジネスシーンやプライベートでの目上の方との会話、手紙、メールなどで使用します。 具体的な例文をご紹介していきます。

例文1 謝罪の気持ちを伝える時 (私事 恐縮)

・私事で恐縮ですが、来週一週間休暇を頂きます。お問い合わせは弊社〇〇までお願いいたします。 ビジネスシーンでよく使う例文です。「私事」=「しじ/わたくしごと」と読み「個人的な事柄」を指します。 この例文はビジネスシーンで取引先の方へ送ったメールの締めの文章です。「来週から私用で休暇を取りますが連絡は滞ることがないように社内の〇〇へ引き継ぎましたよ」という内容の分をへりくだって書いたものです。 よく使いますのでこのまま使用しても問題ありません。

例文2 感謝を伝えるとき

・お褒めの言葉を頂き恐縮です。 目上の方に感謝を伝えるときに使う例文です。「ありがとうございます」でも失礼ではありませんが、恐縮ですを使用することでより相手を敬う表現となります。

例文3 メールで使うとき

・大変恐縮ですが、こちらのメールをご確認いただき、内容をご承諾いただけましたらご返信いただけますと幸いです。 メールの文章なのでかなり硬い文章です。ただ、内容としては以下でも失礼ではないですし、問題はありません。 ・「申し訳ありませんが、メールの内容で問題なければご返信ください」 2つとも同じ内容ですが、恐縮という単語と使うとより相手を敬う気持ちが強く感じられる文章です。

恐縮の類語や言い換え表現、英語表記

ここまで「恐縮」という単語の例文について解説してきました。 ここからは類語や英語表現、言い換えについて解説します。

「僭越」「恐れ多い」は恐縮の類語

恐れ多いは恐縮の類語です。 また僭越=せんえつと読みますが、僭越も恐縮の類語と言えます。 次項で僭越、恐れ多いと恐縮の違いについて解説します。

「僭越」「恐れ多い」と「恐縮」の違い

言葉の違いについて例文で解説していきます。 ・僭越ながらここは私が一言ご挨拶いたします。 自分より目上の人がたくさんいる中でスピーチしたり挨拶をする際に使います。恐縮が相手を敬いお詫びする事に対して僭越は相手を敬う事は同じですがお詫びとして使う事はありません。 ・〇〇様とゴルフをご一緒するなんて恐れ多いです。 目上の人、特に役職や立場の違う方と何かを一緒にするときに自分なんてとへりくだる表現です。 こちらも相手を敬い自分を少し卑下する表現ですが、お詫びとして使う事はありません。 違いをまとめると恐縮は「相手を敬いお詫びをする」事に対して僭越や恐れ多いは「相手を敬いつつ自分の意見を述べる/自分にはまだ資格がないからと遠慮する気持ちを伝える」事です。 よく似た言葉の意味ですが、ビジネスシーンなどでは使い分けましょう。

「恐縮」の英語表記は「feel obliged」

feel obligedが直訳して「恐縮」という意味ではありませんが、広い意味で「恐縮する」という和訳もされていますのでfeel obligedで「恐縮です。」と訳しても問題はありません。 ここではfeel obligedの他の意味の例文をいくつか紹介します。 ・feel obliged to ~ (~する義務があると感じる) feelが「感じる」obligedが「~せざるを得ない/感謝する」などの意味があります。 ・do not feel obliged. (無理せずに) feel obligedが「義務があると感じる」、それに否定なので「義務があると感じることはしないでください。」これだと日本語としておかしいので意訳すると「無理しないで」となります。 上記例文は「恐縮」とは少し意味が違いますが、英語では相手を敬う単語はありませんので使う場面は少ないです。 かなり軽い表現ですが、「Excuse me」のほうが外国の方と話すときは自然です。

「恐縮」の様々な表現の仕方

次からは「恐縮」という単語の様々な表現方法について解説していきます。

恐縮 至極

「至極」とはきわめての意味です。 ・議論活発の中恐縮至極に存じますが、中座させていただきます。 ビジネスシーンでもあまり使わないすごく硬い表現です。想定されるシチュエーションとして、役員が出席しているような会議の途中でどうしても自分だけ退席しないといけない状況の時に使います。 中座=途中退席するの意味です。

恐縮の至り

「至り」とは物事が最高の状態に達している事です。 ・〇〇様よりお褒めの言葉を頂戴できるなんて恐縮の至りでございます。 最近のビジネスシーンではここまで硬い表現は使いませんが、昭和の時代を題材にした映画などで使われる事はあります。

恐縮しきり

「しきり」とはその思いを何度も感じる事です。 ・今回もご尽力いただき〇〇様に至りましては恐縮しきりでございます。 取引先の方に根回しを色々していただきそれが複数回あったために感謝を述べている状況です。ただ、普段のビジネスシーンではここまでの表現は少ないです。 昨今はチャット文化が根付いているためビジネスメールも簡素化されているので実際のビジネス上でのやり取りではもう少しくだけた表現のほうが好まれます。

恐縮の限り

「限り」とはここまでや一定値までのぎりぎりのところの意味です。 ・今回の商品誤発送に関しては誠に恐縮の限りでございます。 ここまでで解説した「至極」や「至り」と違い、恐縮の限りはお詫びの気持ちを表しています。 上記例文は配送業者が別の方に荷物を届けてしまい、お詫びをしていますが特に改まってお詫びの言葉を述べている状況です。 お客様からのお怒りの声などに返す場合は少し硬い表現のほうがご納得いただける事が多いです。

甚だ 恐縮

「甚だ」とはひじょうに、激しく、一定を超えてなどの意味 ・甚だ恐縮ですが、今回の内定をご辞退させていただきたく存じます。 せっかく頂いた内定ですが、辞退致しますという事をほんとうに申し訳ないと思う気持ちを乗せた文章です。 あまり口語(話し言葉)では使いませんが、例文のように転職活動をしていて1社から内定をもらっていたが辞退せざるを得ないようなときに使うと良いです。

恐縮 ながら

「~ながら」とは「~のままで」の意味です。 ・〇月〇日の弊社主催のセミナーですが、出席確認のお返事がなかったため大変恐縮ながらキャンセル扱いとさせていただきます。 ~ですがと同意です。恐縮ですがキャンセル扱いとでも同じ意味ですが、より丁寧な印象を相手に与えます。ビジネスシーンやホテル、旅館の予約の際に使います。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 今回は「恐縮」という単語の言葉の意味をビジネスシーンからそれ以外の場面での使用方法、また例文を交えた活用法について解説しました。 よく聞く単語ですが、いざ使うとなると難しいですね。 ビジネスシーンにおいては少し硬い表現のほうが好まれる傾向がありますので謝罪や感謝の際にうまく活用してください。


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