四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件は誤認逮捕された老人が死亡した冤罪事件。事件の概要を徹底解説します。

経済

2019年9月25日

「四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件」という冤罪事件がありました。無実の老人が巻き込まれ警察によって死亡させられるという悲惨な事件です。今回ビジキャリではこの「四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件」をとりあげます。老人が犯人と間違われて死に至る経緯や裁判の流れについても解説します。

1分でわかる四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件

「四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件」は間違って逮捕拘束された男性がストレスによる心不全などで死亡してしまった事件です。 幼児を抱いていた若い女性が男性を泥棒扱いしたことが誤認逮捕の原因ですが、その若い女性は誰であったのか身元は未だわかっていません。警察のいきすぎた対応が裁判で認められ、賠償金が支払われました。

四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件

  • 当時68歳の男性が誤認逮捕され、警察のいきすぎた行為で死亡
  • 男性を泥棒扱いした若い女性の行方は未だ不明
  • 裁判により警察の行き過ぎが認定され、賠償金が支払われる

四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件の概要

無実の男性はなぜ泥棒扱いされてしまったのでしょうか。また警察の行き過ぎた行為とはどのような行為だったのでしょうか。 「四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件」で老人男性が泥棒扱いされ、死に至ってしまった詳しい経緯を見てみましょう。事件の発端は未だ行方が不明の若い女性がとった行動でした。

ATMでお金を下ろしていた無実の老人が若い女により窃盗犯に仕立て上げられた

事件は2004年2月四日市市にあるジャスコ四日市尾平ショッピングセンター(現在のイオン四日市尾平ショッピングセンター)内に設置されたATMコーナーで起こりました。 電気代の支払いなどで手持ちがなくなった当時68歳の男性がATMで現金を引き出そうとしていました。 その時突然子供をあやしながら若い女性がATMコーナーに入って来て、男性を触る仕草をした後胸ぐらをつかんでもみ合いとなり、「泥棒」と叫んだのです。

店員や警察に取り押さえられ、無実の老人は嘔吐し意識を失った

女性の「泥棒」という声を聞きつけた店員や居合わせた買い物客ら3名がATMコーナーに入り、女性ともみ合っている男性を取り押さえました。 その後万引きの捜査で店内にいた警官2名が駆けつけ、現場の状況から男性を犯人と思い込み確保しました。 男性は警官の一人に手錠をかけられ、20分にわたって体の上に乗って押さえつけました。このため、男性は意識を失い嘔吐もしましたが、警官は男性を押さえることを止めませんでした。その間もう一人も警官は「泥棒」と叫んだ女性を探しにいきますが、見つけることはできませんでした。

翌日無実の老人はストレス性の心不全により死亡

その後通報を受けて応援の刑事が現場に駆けつけてきました。刑事は現場で意識を失った男性を見て手錠を外し、救急車を手配しました。 男性は到着した救急車で病院に運ばれましたが、脳に回復できない損傷を受けており翌日帰らぬ人となりました。 男性の死因は高度のストレスによる高血圧性心不全と不整脈でした。

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