「足もとを見る」は「人の弱みに付け込む」

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「足もとをみる」という慣用句は、相手の弱みを見つけ強い態度に出てくることのたとえになります。つまり、「人の弱みに付け込む」ということです。ビジネスの中で足もとを見られて悔しい思いをしたという人もいるのではないでしょうか。 「足もと見る」とはどういう状況で使われる言葉なのか。ここから「足もとを見る」の語源や使い方などについて詳しくご紹介していきます。

「足もとを見る」の語源や由来

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まず、「足もとをみる」の言葉の由来から説明します。今のように車や電車がない時代、旅をする移動手段のほとんどが徒歩でした。旅人が歩きつかれてくると一歩も動けないという状態になることもしばしばあったようです。 そこで旅人は、駕籠かきと値段の交渉をして駕籠を頼むというのがこの時代のスタイルで した。駕篭かきは、旅人のつかれて弱った足もとを見ぬいて、駕籠賃を高くふっかけてきたことから「足もとをみる」という語源がうまれたといいます。

「足もとを見る」の漢字表記は「足元」でも「足下」でも可

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「足もとを見る」の漢字は「足元」「足下」のどちらを使えばいいのだろう思った人もいるのではないでしょうか。答えはどちらを使っても正解です。 具体的に言葉の意味を説明すると「足下」は足の下、立っている場所を表し「足元」は、立っている足のあたりという漠然とした広い範囲を表します。例えばビジネスの場や日常生活の中でも「足元をすくわれる」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 すくうという動作は、足元ではなく足です。つまり、広い範囲の足付近をすくうことはできないので「足元をすくわれる」ではなく 「足をすくわれる」が、正しい日本語になります。しかし、2007年の国語世論調査で「足元をすくわれる」とおぼえている人が74.1%いたという結果が出ています。 このことでもわかるように、日本語の慣用表現に「足もとを見る」という言葉があることから「足もと」という言葉が時代の流れの中で人々に定着していったのではないかと考えられています。 「足もとを見る」の慣用句が時代を経ても変わらないのは、ビジネスシーンや日常生活で同じような状況が変わらずあるからなのでしょう。

「足もとを見る」の使い方と例文

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「足もとをみる」の使い方はどういう状況のときのことをいうのかとビジネスや日常の生活の中での例文をあげていきます。