5sの役に立つ意味や使い方を解説します!【ビジネス用語】

ビジネス用語

2019年3月28日

ビジネススキルの5sをご存知ですか?整理、整頓、清掃、清潔、しつけの意味なのですが、金ねこれを社内に導入している企業があります。本記事では5sを導入するといい理由や、5sを活かすことで成功した企業もご紹介します。ぜひ覚えて仕事に活かせるようにしてみてください。

5sとは「整理、整頓、清掃、清潔、しつけ」

alt = "5sとは"

5sとは「整理、整頓、清掃、清潔、しつけ」を意味し、職場環境の改善で最も重要な要素です。 今回は5sの各要素の説明、5s導入によるメリット及び成功例をご説明します。

整理

「整理」とは、「バラバラに散らかって片付いていない無数のものを、必要なものと不必要なものに分類する」と言う意味を持っています。 たとえば、引越しをする時、必要なものは取っておき、そうでないものはゴミとして処分するかと思います。 このように、無数のものから本当に必要なものだけを抽出する作業を「整理」と呼ぶのです。 さらに「整理」には、抽出した必要なものを必要性に応じて、さらに細かく分類する作業も含まれます。 これによって、何が最も必要であり、あまり必要でないかが人目で分かるようになります。

整頓

「整頓」とは、「バラバラに散らかって片付いていない無数のものを、どこにあるのかわかりやすいように、適切に配置する」と言う意味を持っています。 「整理」が「片付いていないものを必要か不必要かで分類すること」を意味するのに対して、「整頓」では「ものを分類するのではなく配置すること」に重点を置いていると言う違いがあります。 机の上に散らかったものを机の中にしまうことを「整頓」と呼ぶ人もよくいますが、それは見かけが綺麗になっただけで「整頓」とは言えません。 たとえ、乱雑に見えても、すべてのものがどこにあるのかわかるように配置することが「整頓」と言うのです。

清掃

「清掃」とは、「部屋などの空間に溜まったごみやほこり、汚れを取り除いて、綺麗な状態に保つこと」を意味します。 「清掃」の「清」は綺麗な状態であることを意味し、「掃」は箒でちりを払うように不必要なものをすべて取り除くことを意味します。 つまり、この「清」と「掃」を組み合わせて、「不必要なものをすべて取り除き綺麗にする」=「清掃」となるのです。 「清掃」には、単純にごみや汚れを取り除く作業を指す場合が大半です。 しかし、会社にとって不必要なタスクや備品などを排除して、効率性を高める場合も指しています。

清潔

「清潔」とは、「あるものに一切の汚れが付着していない状態」と言う意味を持っています。 「清潔」であるためには、常日頃から身体を洗い、歯磨きも心がけ、体臭や口臭、フケが出ないようにすることが肝要です。 また、身体だけでなく、机の上や職場を定期的に清掃し、ごみやほこりが出ない状態に保つことも求められます。 さらに言えば、「清潔」は身体や職場などの目に見えるものだけでなく、その人の内面について指す場合もあります。 つまり、人格や生活態度がしっかりしていて、悪評もない状態を「清潔」と呼ぶこともあるのです。

しつけ

「しつけ」とは、社会や集団内での規範やマナーなどに見合った振る舞いができるように、教育することを意味します。 「しつけ」と聞くと、悪いことをすると鞭で叩かれると言う恐ろしい印象を持つ人は少なくないでしょう。 しかし、本来の「しつけ」には、暴力をもって物事を理解させると言う意味はまったく含まれていません。 目下の人間などに人の迷惑にならないよう行動できるよう教え諭すと同時に、自らも迷惑な行動をしないよう反省し律することが「しつけ」です。 相手が非常識な人間だとしても、「しつけ」と称して暴力を振るうことは避けましょう。

5sを社内に導入すると良い理由3つ

alt = "5sのメリット"

5sを社内に導入するとさまざまなメリットが得られます。 ここでは特に大きなメリット3点についてご説明します。

従業員が気持ちよく働ける

5sを徹底することで、従業員が気持ちよく働くことができます。 整理をすることで、不必要なものはすべて除かれて、本当に必要なものだけが職場に残ります。 整頓をすることで、すべての必要なものがわかりやすい場所に適切に配置され、ものを探す手間が大いに省けます。 清掃を定期的にすることで、ごみやほこりのない綺麗な環境で働けます。 清潔を常に心がけることで、心身ともにスッキリした状態を維持して、パフォーマンスの高い仕事ができるようになります。 そして、しつけをきちんとすることで、従業員全員が周りの迷惑にならない行動をするようになります。

従業員の他人への配慮を育む

5sを従業員に意識して取り入れさせれば、各従業員の他人への配慮を育むことができます。 整理整頓して必要なものをわかりやすく配置することも、清掃して職場を綺麗にすることも、身だしなみを整えて清潔に保つことも、しつけでマナーや常識を従業員に徹底させることも、根底にはある共通した思想があります。 すなわち、自分だけでなく他人も快適に働けるようにすると言う思想です。 仕事をする限り、自分以外の人たちと協働し、コミュニケーションを取り合うことは避けられません。 そこで、5sを従業員に意識させることで、その従業員が他の従業員への配慮を育めるよう仕向けるのです。

従業員を律することができる

5sを従業員に徹底させれば、従業員の行動を律することができます。 従業員を律するのはしつけだけが効果的なように思われます。 しかし、整理整頓も清掃も清潔に保つことも、自分以外の従業員も気持ちよく働けるためにすることです。 自らが5sを意識した行動をすることで、他人の迷惑にならないよう気を付けることができます。 また、他の従業員の5sを意識した行動を見ることで、手本にするようになります。 これによって、従業員たちの間に5sが浸透し、自らの行動を律するだけでなく、他人の行動も律することができるようになるのです。

5sを活かして成功した企業

alt = "5s活用企業"

5sを導入したことで成功した企業がいくつかあります。 ここでは、5sを効果的に活用して業績アップした企業を紹介します。

トヨタ自動車

5sを取り入れている企業で最も知られているのがトヨタ自動車でしょう。 トヨタ自動車では、新人から役員まで5sを徹底させています。 常日頃から、従業員総がかりでいらないものを取り除き、必要なものをわかりやすく配置し、清掃をして職場を綺麗にしています。 また、身だしなみを清潔にすることも部下や後輩に適切な教育を施すことも怠りません。 役職や勤続年数を問わず、従業員全員が5sを意識して行動してきました。 この不断の努力がトヨタ自動車を世界有数の自動車メーカーにした原動力と言って過言ではありません。

枚岡合金工具株式会社

枚岡合金工具株式会社は、金属を製造する工場を運営しています。 どの工場でも言えることですが、従業員の些細なミスや油断によって大事故を巻き起こす危険性があります。 そのため、枚岡合金工具株式会社では、従業員が5Sを意識して行動できるよう、チェックシートを用いています。 このチェックリストは改善案と一体になっており、5sが出来たか否かのチェックに留まらず、出来なかった場合どのように改善するのかを考える欄もあります。 これにより、従業員による5s活動が浸透し、各員のパフォーマンスが向上しました。

株式会社喜多村

株式会社喜多村は、受託粉砕やフッ素樹脂潤滑用添加剤の販売を事業としており、その事業のための工場を運営しています。 この会社では、「俺たちのKAIZEN<5S活動>」と言うテーマで、従業員が行った5s活動を常日頃からブログで報告すると言うユニークな活動をしています。 5s活動をブログに載せて公表して人の目に触れさせるという形を取ることで、従業員が意識して5s活動に取り組めるようにしているのです。 これによって、従業員全員の5sに対する意識が浸透し、より効率的に仕事ができる環境が形成されました。

まとめ

alt = "5sまとめ"

いかがでしょうか? 5s(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)を徹底することで、従業員が気持ちよく働き、自らを律するだけでなく、周りへの配慮も育み、非常に大きなパフォーマンスを発揮することができます。 5sを導入して業績がアップした企業は増えてきています。 是非この記事をきっかけに5sに取り組んでもらえれば幸いです。


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