醍醐味(だいごみ)の意味や仏教からの由来・実際の使い方など紹介!

ビジネス用語

2019年4月24日

「醍醐味」は日常の場面でよく使うことが多い単語ですが細かな意味や由来はどこからきたのでしょうか。今回ビジキャリでは意味だけでなく仏教用語のとしての語源など触れていきます。また英語表現や実際に「醍醐味」を例文を踏まえながら使い方を解説します。この機会に「醍醐味」の意味・使い方を完全に理解しましょう。

醍醐味とは

「醍醐味」という言葉は日常会話でもよく使います。前向きで何か気持ちの高揚感がありますね。でも「醍醐味」の由来となるとどうでしょう。キチンと説明できる人は少ないのではないでしょうか。 ここではまず「醍醐味」の読み方や意味を押さえた上で、その語源も探っていきましょう。

醍醐味の読み方は「だいごみ」

「醍醐味」の読み方は「だいごみ」です。大方の人は問題なく読める比較的なじみのある言葉です。 「醍」は音読みで「だい・たい・てい」と読み、訓読みはありません。「醐」も音読みは「こ・ご」ですが訓読みはありません。「味」は一般的な漢字です。音読みは「み・び」で、訓読みは「あじ・あじわう」です。 したがって「醍醐味」は三つの漢字全てを音読みしていることになります。

醍醐味の意味は「物事の深い面白さ」

醍醐味の意味は「物事の深い面白さ」です。 乳製品としての最高峰の味としての「醍醐味」が「仏教における悟りの真髄」を意味するようになり、それがやがて「最高のもの」、「物事の深い面白さ」を表す言葉として使われるようになりました。 言葉の由来より「醍醐味」には「最高の食べ物」「仏教における悟りの真髄」「本当の面白さ」という三つの意味がありますが、現代において一般に使われているのは最後の「本当の面白さ」すなわち「物事の深い面白さ」がよく使用されています。

醍醐味の語源

「醍醐味」が最高の味の乳製品から派生した言葉で、仏教における悟りの真髄を表す言葉として派生し、「物事の深い面白さ」の意味に至ったことは解説しました。 この「醍醐」という言葉のもともとの語源はサンスクリット語です。「醍醐」はサンスクリット語で「サルピル・マンダ」といい、これが漢字の「醍醐」に訳されました。

醍醐味の仏教用語としての意味・語源

古来「醍醐」とは牛乳から作られる五段階の乳製品の中で最高峰に位置するものを指していました。正しいレシピは残っていませんが、バターとヨーグルトの中間のようなものだったようです。 仏教においては悟りにも段階があり最も高い境地である「悟りの真髄」がこの「醍醐」に例えられ、「最高の味」である「醍醐味」が「最高の教え」、「最高のもの」となっていきました。 日本においても平安時代「醍醐」は超高級な乳製品として貴族や皇族に食されました。

「醍醐寺」は「醍醐味」という言葉に由来

「醍醐寺」は京都伏見にある真言宗のお寺です。豊臣秀吉の醍醐の花見でも有名です。古都京都の文化遺産として世界遺産にも登録されています。 この「醍醐寺」の名前の由来は「醍醐味」に由来します。真言の高僧が今の「醍醐寺」の近くの湧き水を飲み、あまりの美味しさに「ああ、醍醐味なるかな」と言ったのが「醍醐寺」命名の由来とされています。 なお「醍醐味」「醍醐寺」といえば「醍醐天皇」も連想されますが、こちらは「醍醐」という地名に由来しますので、「醍醐味」と直接の関係はありません。

醍醐味の類語・英語

「醍醐味」の語源まで見てきました。「醍醐味」の基本的なことは押さえられましたでしょうか。 ここからは応用編です。「醍醐味」の類語と英語表現を見てみましょう。

醍醐味の類語は「興・面白さ・持ち味」

「醍醐味」の類語は数多くありますが、今回は「興・面白さ・持ち味」について見てみましょう。 「興」は「物事に対して感じるおもむき」のことを指します。「興がさめる・興をそそられる」といった慣用的な表現に多く使われます。「面白さ」には発見があります。「通常とは違う予想のつかない様」を表す言葉です。「持ち味」は「物事や人が持っている他にはない独特の味わい」を指します。 「醍醐味」は「最上級の深い面白さ」という"もの"や"人"が本質的に持っているこれらの類語よりは一段高い深い味わいを表す言葉です。

醍醐味の英語は「The best part of」「The highlight of」

「醍醐味」の英語表現には「The best part of」「The highlight of」の二つがあります。どちらも「of 」の後ろにその対象となるものや人がきます。 ・Club activities are the best part of school life. (クラブ活動は学生生活の最高の面白さの部分だ。) ・This is the highlight of my day. (これは一日の中の至福の一時だ。) どちらの英語表現も「醍醐味」とほぼ同じ使い方が出来ます。

醍醐味の使い方と例文

ここまでで「醍醐味」という言葉のほぼ全容が分かりましたので、実際にこの「醍醐味」を使いこなせるようにしましょう。 そのためには具体的な例文を見るのが最適です。以下に「醍醐味」の使い方を例文をまじえて解説します。

例文①人生の醍醐味

最初は「人生の醍醐味」を使った例文です。日常的な会話で普通に使われます。 ・恋愛こそが「人生の醍醐味」といえるでしょう。 ・「人生の醍醐味」は自分の力でつかみ取ってこそだ。 人生に喜びを見いだしたとき使われる言葉です。必ずポジティブな表現として使われます。ただ「醍醐味」というからには普通の面白さではなく、やはり滅多にない最高の喜びの瞬間に使いたいものです。

例文②旅の醍醐味

「旅の醍醐味」も日常的によく使います。旅行好きの人は間違いなく大好きな言葉です。 ・行く先々で各地の方言を聞くのが「旅の醍醐味」なんです。 ・「旅の醍醐味」はゆったりしたスケジュールでないと中々味わえない。 「旅の醍醐味」は旅行ならではの深い面白さで日常生活の中では味わうことが難しい喜びのことをいいます。人によってその「醍醐味」は違いますので、自分自身の「旅の醍醐味」を探すことが大事ですね。

例文③一番の醍醐味

「一番の醍醐味」もよく使います。 ・学園生活も色々楽しいことがあったけど、今思えば「一番の醍醐味」は彼女と一緒に受けるA教授の講義だった。 ・「一番の醍醐味」は最後に取っておこう。 「醍醐味」自体通常の面白さではない最高の面白さというニュアンスがありますが、これに「一番の」が付くと幾つかある「醍醐味」の中でも最上級のという意味合いになります。日常会話ではその最上級さをあまり意識しないで、面白いことを少し誇張して普通に使います。

例文④醍醐味を味わう

最後は「醍醐味を味わう」です。「醍醐味」を使った言葉としては最も多く使われる言葉の一つです。 ・折角だからこのイベントに参加して異文化に触れる「醍醐味を味わおう」じゃないか。 ・私はこの店に来るのは亭主の意表を突く料理の「醍醐味を味わう」ためなんだよ。 「醍醐味を味わう」ためには自ら積極的に味わおうとする姿勢が重要です。この「醍醐味を味わう」にはそのようなポジティブな姿勢が感じられます。

まとめ

「醍醐味」について、意味や語源、類語、英語表現に加えて様々な使い方を例文もまじえて解説してきました。さあ、「人生の醍醐味」を味わう準備はできたでしょうか。 「醍醐味」はポジティブな姿勢がないと味わうことは難しいですね。ネガティブな姿勢では折角の「醍醐味」を味わうチャンスも逃げてしまいます。


関連記事