稀有/希有(けう・きゆう)の3つの意味や例文・などを徹底解説!

ビジネス用語

2019年4月28日

「稀有」「希有」という言葉の意味や使い方が正確にわかる、という人はビジネスマンでも少ないかもしれません。どちらも頻繁に使う言葉ではなく、ふとしたときに出会う言葉です。今回ビジキャリでは「稀有・希有」の意味や読み方などについて解説します。具体的な例文をまじえた使い方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

稀有/希有の読み方は「けう」「きゆう」の2通り

稀有/希有の読み方

「稀有」と「希有」という2つの漢字は、読み方も意味も全く同じ単語ですが、その事自体があまり知られていない言葉です。 この見出しでは「稀有」と「希有」の読み方や、よく間違って使われる言葉についても説明していきます。これらの言葉の基本となる説明なので、しっかりと読み進めてください。

稀有と希有は読み方が同じ

冒頭でも説明したとおり、「稀有」と「希有」は読み方が同じで、どちらも「けう」「きゆう」と読みます。「稀」と「希」がどちらも「キ」「ケ」「まれ」と読み、「有」が「ウ」「ユウ」「ある」と読みます。 「けう」「きゆう」どちらの読み方も、それぞれの漢字の音読みを合わせて読んでいます。「稀」は日常生活で頻繁に使う感じではありませんが、のぎへんに「希」がついているので、ここから簡単に読み方を想像できます。

稀有と希有は意味も同じ

「稀有」と「希有」は意味も同じです。どちらも「珍しい」「不思議・奇妙だ」「意外なこと・とんでもないこと」という意味で使われます。 それぞれ意味する内容は異なりますが、どれも元になっている意味は「めったにない」です。「稀有」と「希有」両方を訓読みで読むと「まれにある」となるので、ここから「めったにない」という意味をイメージすれば、全ての意味が理解しやすくなります。

稀有/希有と杞憂の誤用

「稀有」と「希有」はどちらも「きゆう」と読むと紹介しましたが、「杞憂」という単語も「きゆう」と読むため、よく間違った使い方をされてしまいます。 「杞憂」は「取り越し苦労」「不安に思わなくても良いことまで不安に感じてしまう」という意味で、「稀有」や「希有」とは全く意味が異なります。「稀有」「希有」と「杞憂」は同音異義語になるので、しっかりと区別しておきましょう。

希有の方が稀有より一般的

「稀有」と「希有」は全く意味が同じ言葉ですが、一般的によく使われるのは「希有」の方です表記です。どちらの表記も意味も読み方も同じなので、好きな方を使って全く問題ありませんが、「希有」の方がより一般的に使われている表現です。 元は「稀有」が正しい表記でしたが、「希」という簡単な表記が使われるようになり、それが一般に浸透しています。

稀有/希有の意味①「珍しい」

珍しい

ここからは「稀有」と「希有」の意味を一つずつ紹介していきます。まずは「珍しい」という意味ですが、これは「稀有」や「希有」を使う時に最も一般的に使われる基本的な意味です。 使い方と例文・類語・英語表現の3つを紹介しますので、「珍しい」という意味を意識しながら読み進めてみてください。

「珍しい」の意味の稀有/希有の使い方と例文

まずは、「珍しい」という意味で「稀有」や「希有」を使う場合の例文を紹介します。

例文

  • スポーツ万能でビジネスについても精通している彼は稀有な存在だ。

先述している通り、「稀有」や「希有」の元の意味は「めったにない」です。ここから「珍しい」という訳がされるようになっています。例文でも、「スポーツ万能」であることに加えて「ビジネスに精通している」ということから、「珍しい存在」とされています。

「珍しい」の意味の稀有/希有の類語「希少」

次は、「稀有」や「希有」の類義語である「希少」という言葉を表現します。

例文

  • 10代で会社を起こして年商5億を経験している彼女は、希少な人材だ。

「希少」とは、「まれで少ないこと」という意味です。「稀有」や「希有」も「めったにない」という意味なので同じような意味ですが、「希少」の方が「価値が高く数が少ない」という意味がより強調されます。

「珍しい」の意味の稀有/希有の英語「rare」

「稀有」や「希有」を、「珍しい」という意味で使う場合の英語表現は「rare」です。

Sound Listen the english sentence

The failure of the client is a rare case.

そのクライアントの失敗はレアケースだ。

「rare」は「まれな」「めったにない」という意味なので、ちょうど「珍しい」の訳が当てはまります。ビジネスシーンでは「レアケース(めったにない事例)」という形で使われることが多いです。

稀有/希有の意味②「不思議・奇妙である」

不思議・奇妙である

「稀有」と「希有」の2つ目の意味は、「不思議・奇妙である」です。この意味で「稀有」と「希有」が使われることはあまりありませんが、「めったにない」というもとの意味から導けるので一緒に覚えておきましょう。 こちらの意味も、使い方と例文・類語・英語表現の3つを紹介します。

「不思議・奇妙なこと」の意味の稀有/希有の使い方と例文

まずは、「不思議・奇妙なこと」という意味で「稀有」や「希有」を使う例文を紹介します。

例文

  • 彼は別のプロジェクトで同じ芸能人に会うという、稀有な経験をした。

ここまでにも通り、「稀有」や「希有」の元の意味は「めったにない」です。ここから「不思議な・奇妙な」という訳が導き出せます。例文では全く異なるプロジェクトで、同じ芸能人と一緒に仕事をするという、普通なら経験をしたことが書かれています。

「不思議・奇妙なこと」の意味の稀有/希有の類語は「怪奇」

次は「不思議・奇妙なこと」という場合の類義語である、「奇怪」という言葉を紹介します。

例文

  • 株式投資で、1日で3億稼ぐという奇怪な出来事が起きていた。

「奇怪」とは「普通の考えでは理解できないような不思議な出来事」という意味です。例文でも、何らかの原因によって「1日で3億稼ぐ」という、普通なら起きえない出来事が起きていることが表現されています。

「不思議・奇妙なこと」の意味の稀有/希有の英語は「mystery」

「稀有」や「希有」を「不思議・奇妙なこと」という意味で使う場合の英語表現は、「mystery」です。

Sound Listen the english sentence

It's a mystery because it's too crazy.

あまりにも突拍子もなさすぎて、奇怪な出来事だ。

「mystery」は「不可解なこと」「神秘的なこと」という意味の名詞です。「不思議な」「奇妙な」と形容詞として使う場合は「mysterious」となります。

稀有/希有の意味③「意外なこと・とんでもないこと」

意外なこと・とんでもないこと

「稀有」と「希有」の3つ目の意味は「意外なこと・とんでもないこと」です。この意味も、「稀有」と「希有」「不思議・奇妙なこと」と同じように頻繁に使われるものではありません。 こちらの意味も、使い方と例文・類語・英語表現の3つを紹介しますので、目を通してみてください。

「意外なこと・とんでもないこと」の意味の稀有/希有の使い方と例文

まずは、「意外なこと・とんでもないこと」という意味で「稀有」や「希有」を使う場合の例文を紹介します。

例文

  • 彼はクライアントの広告費を1000万円も使い込むという、稀有なことをしでかした。

「稀有」や「希有」の元の意味は「めったにない」で、ここから「意外なこと・とんでもないこと」という訳になっています。例文では、巨額の広告費を使って全く成果を出せないという「とんでもないこと」をしたという意味です。

「意外なこと・とんでもないこと」の意味の類語は「思いもよらない・常識はずれの」

次は、「意外なこと・とんでもないこと」という場合の類義語である、「思いもよらない・常識はずれの」という言葉を紹介します。

例文

  • 業界平均は利益率10%なのに、あの会社は35%という常識はずれの収益構造をしている。

「思いもよらない・常識はずれの」は、どちらも「普通の考えではかんがえられない」という意味です。例文でも、普通なら考えられないような収益構造をしている会社があるという意味になっています。

「意外なこと・とんでもないこと」の意味の英語は「eccentric・crazy」

「意外なこと・とんでもないこと」という意味で使う場合の英語表現は、「eccentric」「crazy」です。

Sound Listen the english sentence

His proposal, which looks eccentric at first glance, was also reasonable.

一見奇怪に見える彼の提案も、筋が通っていた。

「eccentric」「crazy」はどちらも「常軌を逸した」という意味です。

まとめ

まとめ

「稀有」と「希有」は読み方も意味も同じですが、意味は3つあるのでどの意味で使われているかは前後の文脈から注意深く考える必要があります。 ただ、基本となる「めったにない」を抑えておけば、おおよその意味は理解できるようになるので、「めったにない」だけは確実に覚えておきましょう。


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