例文①行楽や観光を楽しむために遊びに出かける

「物見遊山」は、「純粋に楽しむためだけに旅行をする」という意味で使われるのが一般的です。 ・久しぶりに家族が揃うゴールデンウイークは、物見遊山に出かける予定です。 ・夫婦思い出の地である愛知に物見遊山に出かけ、名古屋城や犬山城を見て回りました。 この場合は、「行楽や観光を楽しむために遊びに出かける」というポジティブな意味となります。

例文②多少の批判を含んだ使われ方

「物見遊山」について、多少の批判を含んだ使われ方もあります。 ・気ままに物見遊山するのも良いですが、目的を明確にしておけばより深くその場所を知ることができて面白いのではないでしょうか。 ・物見遊山ばかりでは、時間が有効活用できないと思います。 「物見遊山」には「気ままに」というニュアンスがあるため、計画的な旅行を表すには適していません。目的や計画を持ちたい人が注意喚起を促すために、「物見遊山」を使うことがあります。

例文③非難するニュアンス

「物見遊山」は、ネガティブな意味で使われることもあります。 ・海外研修なのだから、物見遊山で終わらないようにきちんと計画を立てるべきです。 ・忙しい中視察の予定を入れたのですから、物見遊山で終わらせずに業務に生かしてください。 この場合は「出かける目的が遊ぶことではないのに、楽しむことを優先している」ことを非難するというニュアンスが含まれます。

物見遊山(ものみゆさん)の類語とそれぞれとの違い

(画像:Unsplash

「物見遊山」の類語を問われたら、「遊山翫水(ゆさんがんすい)」「諸国漫遊(しょこくまんゆう)」といった四字熟語を連想する人もいそうです。しかしもっと平易な表現の類語があります。「行楽」や「観光」「旅行」などです。 ここでは「行楽」「観光」「旅行」という3つの類語と、「物見遊山」との違いについて解説します。