名張毒ぶどう酒事件とはぶどう酒を飲んだ女性5名が死亡した事件!事件の真相や裁判の判決など詳細を解説します。

経済

2019年9月13日

名張毒ぶどう酒事件はぶどう酒に農薬が混入した事件です。容疑者は無罪判決から逆転し、死刑判決を下されたことでも有名です。謎が多く、現在でも不明な部分があります。その事件と経緯、裁判の判決などについて本記事では説明します。この事件をモデルにした映画についても紹介します。

名張毒ぶどう酒事件は農薬が混入したぶどう酒を飲んだ5名が死亡した事件

1961年3月、三重県名張市で「第二の帝銀事件(毒物殺人事件)」といわれる事件が起こりました。それが「名張毒ぶどう酒事件」です。この事件により5名の尊い命が失われました。 事件発生から6日後に犯人が逮捕されましたが、裁判は最高裁まで争われました。その理由は、自供していた犯人が否認に転じたからです。そして最高裁で確定判決が下りた後も、5回の再審請求が行われています。 今回は謎の多い「名張毒ぶどう酒事件」について解説します。

名張毒ぶどう酒事件の経緯と詳細

名張毒ぶどう酒事件は三奈の会と呼ばれた、三重県葛尾と奈良県葛尾の生活改善クラブが行った総会終了後に起こりました。懇親会に出席した20名のうち、17名がもがき苦しみだしたことに端を発します。 ここでは名張毒ぶどう酒事件の経緯に犯人逮捕ついて、詳述します。

名張市の公民館で開かれた「三奈の会」の懇親会で事件が起きた

1961年3月28に三奈の会は、名張市の葛尾地区にある公民館で年次総会を行いました。総会には男性が12名、女性が20名の計32名が参加しており、終了後は懇親会が開かれました。 懇親会で参加者が飲食を始めたところ、時をおかずして女性の参加者数名がもがき苦しみだします。すぐに医師が呼ばれて手当を行いましたが、5名は死亡してしまいました。また12名の女性には、中毒症状がみられたのです。

女性の参加者にはぶどう酒が配られた

医師への連絡と同時に警察へも通報したことで、早々に捜査が開始されます。症状が現れたのは女性17名で、男性には被害者はいませんでした。 捜査員が聞き取りを行った際、懇親会の乾杯時の様子が明らかになります。それは男性には清酒が、女性にはぶどう酒が配られていたというものでした。 そして、ぶどう酒を飲まなかった女性3名に異変がないことも確認されたのです。

ぶどう酒を飲んだ17名の女性が中毒症状を訴え5名が死亡した

ぶどう酒を飲んだ17名の女性は揃って、急性の中毒症状を示しました。その症状は、流涙やかすみ目・流涎・発汗・などに止まりません。咳や嘔吐の他、不整脈・心拍数の低下・けいれん発作などもあったようです。 医師の手当てもむなしく、症状を訴えた17名のうち5名が亡くなってしまいました。12名は命を取り留めたものの、回復には時間を要したと想像できます。

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