面目躍如(めんもくやくじょ)の意味や使い方を紹介!名誉挽回との違いも解説!

ビジネス用語

2019年5月19日

「面目躍如」という四字熟語を聞いたことがあるでしょうか?この四字熟語はビジネスシーンなどでも使用される便利な熟語です。今回ビジキャリでは意味だけでなく実際の例文を交え使い方を解説していきます。また名誉挽回など類語との違いも紹介いたしますのでぜひ今後の参考にしてください。

面目躍如の読み方は「めんもくやくじょ」

「面目躍如」は「めんもくやくじょ」または「めんぼくやくじょ」と読みます。「面目」の部分は「面目が立たない(めんもくがたたない)」などの「めんもく」でも、「面目ない(めんぼくない)」などの「めんぼく」でも問題ありません。 しかし「躍如」については、この場合「やくじょ」という読み方しかしません。「如」には「にょ」という読み方もありますが、「面目躍如」については「じょ」という発音だけです。

面目躍如の意味は「その人の名誉を高めるさま」

「面目躍如」とは、その人が「世間の期待通りの活躍をしている」という意味の四字熟語です。周囲が「きっと活躍してくれるだろう」と期待していて、本人がその期待に応えている様子を「面目躍如」という言葉で表します。 世間や周囲が、その人にかけている期待を裏切らずに活躍することから「面目躍如」は「その人の名誉を高めるさま」というニュアンスも持っています。 なお、この「面目躍如」は世間や周囲が「期待している」ということが前提で使われる言葉です。期待をしていなかった人の活躍には使うことができません。

面目躍如の使い方や例文

「面目躍如」は名詞として体言止めで使うこともできますが、日常では「たる」「果たす」などの言葉と組み合わせて使うことが多い言葉です。 以下では知っておくと便利な「面目躍如たる」「面目躍如を果たす」の使い方を例文と一緒にご紹介します。

例①面目躍如たる

「面目躍如たる」は、改まった挨拶や誰かを激励したり賞賛したりする場面で使われることが多い言葉です。「面目躍如たる」の「たる」には、直前に来る言葉を強調する意味があります。 ・彼女の面目躍如たる活躍に、クライアントも大変満足されています。 「面目躍如たる活躍」とすることで、その人がただ期待通り活躍をしたというだけでなく、「面目躍如という言葉に相応しい活躍をした」ということを、「たる」を使って強調しています。

例②面目躍如を果たす

「面目躍如を果たす」は、その人が何かの役割を終えて、自分自身や自分がかかわった周囲への面目が保たれたことを表す言葉です。 ・皆さまのお力添えによって、弊社社員も何とか面目躍如を果たすことができた、と言えそうです。 「面目躍如」という言葉は、周囲や世間の期待通りの活躍を表す言葉ですが、その中には「跳ね上がるような勢いで」という意味もあります。そのため一般的には自分や自分の身内について使うことはありません。 しかし何か大きなことを成し遂げた場面などでは「~と言って良いでしょう」「~と言えそうです」など、控えめな表現と一緒に使われることもあります。

面目躍如の類語

「面目躍如」には、似た意味を持ついくつかの類語があります。今回はその中から「名誉挽回」「本領発揮」「面目一新」の3つについて解説します。 それぞれの類語と「面目躍如」の違いについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

類語①名誉挽回

「名誉挽回(めいよばんかい)」とは、一度失った名誉を取り戻すという意味です。何らかのできごとや事情によって、それまで築き上げて来た信頼や信用を失ってしまった人が、努力をすることでもう一度それらを取り戻した様子を表します。 「面目躍如」は、周囲や世間の期待通りの活躍をするという意味であり、面目や名誉を失ったという意味は含まれていません。「名誉挽回」は「過去または現在に失った名誉を取り戻す」、「面目躍如」は「現在の評価通りの活躍をする」と、それぞれのスタート時点の評価に違いがあります。

類語②本領発揮

「本領発揮(ほんりょうはっき)」とは、その人の能力や実力を充分に出すという意味です。それまで出されていなかった、その人の本当の力が、これからいよいよ発揮されるというニュアンスを持っています。 「面目躍如」は、周囲や世間の期待通りの活躍をするということで、その活躍は本領発揮がされたことによるものかもしれません。しかし「力を出す」と、「期待通りの活躍をする」では意味が違います。 つまり「本領発揮」が「面目躍如」の要素のひとつとなることはあっても、言葉の意味自体は同じではないということです。

類語③面目一新

「面目一新(めんもくいっしん・めんぼくいっしん)」とは、その人のそれまで低かった評価が、一気に高くなるという意味です。「一新」とは、物事を新しくする、きれいにやり直すという意味で使われます。 「面目躍如」は、周囲や世間の期待通りに活躍するという意味なので、すでに周囲からの評価がある程度高く、その分期待もされているという状況が前提となります。 つまり「面目一新」をするためには、それまでその人の評価が低く、周囲が期待していなかった、という状況が前提であることが「面目躍如」との違いです。

面目躍如の英語表現

「面目躍如」を英語で表現する場合は「reputation」という単語を使うことができます。「面目躍如」は日本の四字熟語であり、四字熟語の多くは語源が中国と言われています。そのため、英語で「面目躍如」をそのまま表すことはできません。 「reputation」には「評判・名誉」という意味があり、これらの意味が「面目躍如」が持つ「面目」の部分にあたります。この「reputation」を使って、前後の文章を「~通りに活躍する」という意味にすれば「面目躍如」と同じ意味で伝えられます。

まとめ

「面目躍如」という言葉は、音だけ聞いても意味がわからず、文字を見ても難しく感じてしまう四字熟語です。しかし、意味や使い方がわかれば周囲の期待通りに躍進していく人のことを「面目躍如」の一言で表すことができます。 ぜひこの機会に「面目躍如」という言葉を語彙に含み、誰かの活躍を賞賛したり、自分の目標として使ってみてください。


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