練馬一家5人殺害事件の経緯

幼い子供までもが惨殺された一家5人殺害事件が起こってしまった経緯とは果たして何だったのでしょうか。一家全員を殺害しなければならないほど白井明さんを憎んでいた朝倉幸治郎とは一体どんな人物だったのでしょうか。

朝倉幸治郎が白井明の居住する不良物件を競売で購入

不動産鑑定士として不動産取引の業を開始したばかりの朝倉幸治郎は、練馬区の土地・家屋を競売で落札し購入しました。1億600万円の代金を支払うため、自身の資産のほとんどを担保に入れ銀行から1億4,500万円の借り入れをしました。 朝倉幸治郎はすぐにでも転売するために奔走し、2か月後ついに不動産業者と売買契約を成立させ内金1,500万円を手にしました。 引き渡しのために居住している住民を立ち退かせなければなりません。朝倉幸治郎は住民の白井明さんに対する明け渡し交渉を開始しました。

白井明に立ち退きに際し半年の猶予と賠償の義務が発生

しかしながら住民の白井明さんはなかなか明け渡しに応じてくれませんでした。 不動産取引には「住人が正当な権利なく居座っていても、立ち退いてもらうためには半年程度の猶予期間と適正な立ち退き料や代替家屋の提供が必要」という通例があります。白井明さんはそれを主張していました。 不動産取引の経験の浅い朝倉幸治郎は焦ります。期限内に明け渡しできなければ転売先に違約金として3,000万円を支払わなければなりません。業を煮やした朝倉幸治郎は裁判を起こしますが、それでも白井明さんは明け渡すことはありませんでした。