マンパワーの意味を解説!語源や使い方・例文まで解説します!

ビジネス用語

2019年3月18日

マンパワーという言葉は一般的にはあまり使われていませんが、業界によってはよく使われる言葉です。特にIT業界で使われる言葉なので、仕事でマンパワーという言葉が出て来たときに戸惑わないように意味や使い方を理解しておきましょう!本記事ではマンパワーの意味や類義語を紹介致します。

マンパワーとは

alt="マンパワーとは"

マンパワーとは、主に「現場で働くことができる人間の数」を表しています。非常に多くのビジネスシーンで用いられる言葉であるため、しっかりとその意味を把握しておく必要があります。 ここでは、マンパワーの正確な意味と語源である英語の「manpower」について解説します。

マンパワーの意味は「人的な労働力」

マンパワーの意味は「人的な労働力」です。「人的な労働力」とは、換言すれば、「現場で働くことが可能な人員数」となります。ここで言う「マン」は「男」ではなく「普遍的な人間」を指し、「パワー」の意味は「労働力」です。 ビジネスのさまざまな場面で、「マンパワーが不足している」と言う言い方が頻繁に用いられていますが、これは現場に必要な「人的な労働力」が欠如していると言うことです。また、「マンパワーを投入する」と言う言い方もよく用いられます。

マンパワーの語源は英語の「manpower」

マンパワーの語源は英語の「manpower」です。 「manpower」の「man」は、男性だけでなく女性も含めた人間全般を意味します。一方、「power」は力全般ではなく、労働力を意味しています。 このことから、「manpower」は「性別や年齢を問わない人間全般の労働力」となります。また、「manpower」には「現場で必要とされる人員の数」と言う意味もあります。

マンパワーの様々な業界での使い方

alt = "様々な業界のマンパワー"

「マンパワー」と言う言葉は様々な業界で使用されます。 ここでは、特に使用される介護福祉業界とIT業界、及び一般的なビジネスシーンでの用いられ方をご説明します。

介護福祉業界

ボランティアから介護士まで、介護福祉業界で働いている人たちは「福祉マンパワー」と呼ばれています。 介護福祉業界では慢性的な人材不足が常に問題となっています。そのため、「福祉マンパワー」も主に以下の例文のような用いられ方がよくなされます。 ・○○市の老人ホームでは福祉マンパワーが足りず、満足できるサービスを提供できない。だから、自治体の支援がもっと必要だ。 ・あの障がい者たちをこれだけの人数でサポートするには無理がある。もっと丁寧にサポートするためには、福祉マンパワーをさらに投入すべきだ。

IT業界

IT業界では、「マンパワー」と言う言葉は比較的よく使用されます。 IT業界では、離職率が高くて慢性的な人手不足に陥ったり、納期に間に合わせるために人員を投入したりするケースが多く発生しています。主に以下の例文のような用いられ方が頻繁になされます。 ・今期は多くの離職者が出たため、慢性的にマンパワーが足りず、業務に支障が出ている。 ・今の人員ではこの案件を締切りまでに終わらせるのは無理だ。だから、今すぐにでもアルバイトの募集をかけて多めに採用して、さらにマンパワーを投入しなくてはならない。

一般的な業界

一般的なビジネスシーンでは、「マンパワー」と言う言葉は、現場に必要な人員が不足している場合や肝煎りの事業に人的資源を投入する場合によく使用されます。 主に以下の例文のような用いられ方がなされます。 ・大きな案件を受注できたのはいいものの、それを達成するのに十分なマンパワーが我が社にはない。 ・ウチの会社は慢性的にマンパワーが不足しているため、社員一人一人の負担が大きくなっている。 ・この事業に成功すれば、我が社は飛躍的に成長するだろう。確実に成功するためにも、もっとマンパワーを投入しよう。

マンパワーの類語と違い

alt=  "マンパワーと類語"

「マンパワー」の他にも「人員」、「人手」、「労働者」、「人力」と言う似たような言葉があります。 ここでは、「マンパワー」とそれらの言葉の違いについて説明します。

人員

「人員」とは「集団や組織体を構成する人の数、もしくは構成する人」を意味します。一方、「マンパワー」は「人的な労働力」、つまり現場で働くことが可能な人数を意味しています。 「人員」は「マンパワー」と違って、その人が働ける状態であるかは考慮されていません。たとえば、休職している人は「人員」には含まれていますが、「マンパワー」には含まれていません。 現場に必要な人員を投入する際は、「人員を投入する」ではなく「マンパワーを投入する」と言う表現の方が正しいでしょう。

人手

「人手」とは、「 人の手」、「働く人」、「他人による手助け」、「他人の所有になること」を意味します。 「働く人」と言う意味では「マンパワー」と大きな違いはありません。 しかし、ビジネスの世界では、「人手が必要だ」、「オフィスが人手に渡る」など、主に「他人による手助け」、「他人の所有になること」と言う意味で使われることが多いようです。「他人による手助け」と言う意味の「人手」も一見「マンパワー」と似ていますが、こちらは「やむを得ず人的な労働力を用いる」と言う消極的なニュアンスがあります。

労働者

「労働者」は、「自分の能力を雇用者や事業者に提供し、その対価として賃金をもらう人間」と言う意味を持っています。 「マンパワー」では「その人間が現場で働けること」が意識されています。 しかし、「労働者」と言う言葉は、その「マンパワー」の意味に加えて、「現場で働いた対価として適切な賃金をもらうこと」も念頭に置かれています。つまり、「マンパワー」が労働者を働かせる側である経営者などの人間だけを意識した言葉であるのに対して、「労働力」は雇用者に使われる側の人間をも含めた言葉になっているのです。

人力

「人力」とは「人間が持つ肉体的・精神的能力」、「動力としての人間の力」を意味しています。「マンパワー」と一見同じ意味ですが、両者には違いがあります。「マンパワー」が現場で必要とされる働ける人間の数を表すのに対して、「人力」はその働ける人間がどれくらいのパフォーマンスを発揮できるかを表す際に使用されるのです。 つまり、「マンパワー」が人間の量を示しているのに対して、「人力」はその人間の質を示しています。効果の高い仕事をするには、十分な「マンパワー」だけでなく「人力」も欠かせないのです。

まとめ

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「マンパワー」と言う言葉は、「現場で必要とされる人的な労働力」と言う意味で、介護やIT業界などのビジネスシーンで用いられます。 また、「人員」や「労働者」などの類語とは意味が異なってくるので、使い分けに注意する必要があります。 本記事を機会に「マンパワー」を正しく使っていただければ幸いです。


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