ひかりごけ事件の概要

ひかりごけ事件は第二次世界大戦中である、1944年に起こりました。前年の1943年12月に小樽に向けて根室を出港した日本陸軍の徴用船が難破し、船員が真冬の知床半島に漂着したことが始まりです。

戦時中第五清進丸が北海道の知床で座礁

第二次世界大戦中だった1943年12月、日本陸軍の徴用船として根室を出港した第五清進丸は7人の船員を乗せて小樽に向かっていました。 しかし知床岬沖でシケに遭遇して遭難し、やがて座礁してしまいます。船長を含む7人は船を脱出し、知床半島にあるペキンノ浜にたどり着きました。 そして7人が降り立ったのは、雪と氷に閉ざされた土地でした。

厳しい寒さと食糧不足で船長のみが生き残った

12月の知床半島は雪と氷に覆われており、厳しい寒さが続いていました。そこに食糧不足が加わり、7人のうち5人が早々に命を落としています。 当時29歳だった第五清進丸の船長は、他の船員とはぐれてさまよいました。そして幸いなことに、1軒の牡蠣小屋にたどり着きます。 その後、当時18歳だった最年少の船員もこの牡蠣小屋にたどり着きました。