年収500万円の家庭の保育料や教育費の予算を解説します!

経済

2019年6月10日

年収500万円は平均年収を少し上回る水準です。年収500万円に達してから子どもについて考えようと思っている人も多いことでしょう。今回ビジキャリでは年収500万円の家庭の保育料や教育費の予算について解説します。保育園と幼稚園の費用の違いについても触れているので参考にしてください。

年収500万円の家庭での養育費の予算

国税庁が発表した「民間給与実態統計調査(平成29年度)」によると、パートを含む民間企業の勤務者における平均年収は約432万2,000円でした。厚生労働省が発表した「国民生活基礎調査」によると、日本家庭の平均年収は約550万円とされています。 いずれにせよ年収500万円は平均的といえますが、手取りで考えると年収400万円です。ここでは子どもがいる家庭の年収が500万円だった場合、かけられる養育費の予算について説明します。

年収500万円で子どもが保育園に通ってる場合の養育費

夫婦共働きで年収が500万円という家庭に乳幼児がいる場合、保育園に預ける必要があります。保育料は世帯年収によって異なるのでどのくらいの費用が必要か、知っておくことが大事です。 ここでは年収500万円の家庭における保育料と、それ以外にかかる費用について説明します。

保育料

保育園に支払う保育料は、世帯年収・子どもの年齢・子どもの人数・居住地域によって異なります。また認可保育園か認可外保育園かでも、かかる保育料は変わります。 東京都新宿区で夫だけが働いている年収500万円の家庭が、子ども1人を8時から19時まで預けたとき年齢によって金額が異なります。0~2歳児は月額15,400円、3歳児は月額10,900円、4歳以上になると月額10,800円が目安です。

その他費用

子どもを保育園に入園させるにあたり、かかるのは保育料だけではありません。入園にあたっては「入園料」が必要ですし、月々の保育料だけでなく給食費も必要です。 また預ける時間が長くなれば「延長保育料」がかかりますし、その他にも教材費・保険料・父母会費・冷暖房費などが必要です。さらに入園前に上靴や昼寝用布団、かばんといった細々した買い物をしなければなりません。詳細は入園を検討している保育園に問い合わせてください。

年収500万円で子どもが幼稚園に通っている場合の養育費

年収500万円の家庭でも夫婦どちらかだけが働いている、あるいは勤務時間に融通が利く際には子どもを幼稚園に通わせることもあるでしょう。 ここでは年収500万円の世帯が、子どもを幼稚園を通わせた際にかかる費用について説明します。公立か私立かで金額に幅がありますので、参考にしてください。

授業料

幼稚園の場合は世帯年収に関わらず、かかる学費が変わります。文部科学省が発表した「子どもの学費調査2016年度」に基づき、子ども1名にかかる費用を算出してみました。 私立幼稚園の場合は1年間に教育費が120,546円、給食費が20,418円が平均額です。一方の公立幼稚園だと1年間の学費が62,049円、学校納付金が13,825円が平均額となっています。

その他費用

保育園と同様に、幼稚園にも学費以外の費用がかかります。私立幼稚園の場合は1年間に幼稚園外活動費が92,983円にかかります。 一方の公立幼稚園だと1年間に修学旅行・遠足・見学費が2,031円、図書・学用品・実習材料費等が8,576円かかるとされています。他にも教科外活動費や通学関係費用を徴収する幼稚園もあるようです。

年収500万円で子どもが中学校に通っている場合の養育費

年収500万円の家庭におけるお子さんが進学する中学校にかかる費用も、公立か私立かで大幅に変わります。また、学習塾に通わせる家庭も少なくありません。 ここでは、子どもが中学校に在籍している時期にかかる費用について説明します。金額の違いだけでなく、その内訳にも注目してください。

授業料

年収500万円の家庭がお子さんを公立中学校に進学させた場合にかかる費用は、学年によって異なります。 文部科学省の「子どもの学習費調査2016年度」によると、1年間にかかる学校教育費は133,640円、学校給食費は43,730円が平均額となっています。私立中学校の場合は1年間にかかる学校教育費は997,435円、学校給食費は8,566円となります。学校給食費が低いのは、お弁当の中学校が多いからです。

その他費用

子どもが中学生になっても、学校外教育費が別途必要です。 公立中学校の場合は学校外活動費が、1年で301,184円かかっています。ここに含まれるもので突出しているのが、学習塾代202,498円です。家庭内学習代だと14,347円、家庭教師代が17,868円が平均額となっています。 私立中学校でも学校活動費は、1年間で320,932円です。ここでも突出しているのは学習塾代ですが143,694円と、公立校より低い金額となっています。ただし家庭内学習代は29,804円、家庭教師代は23,592円と高めです。

年収500万円で子どもが高校に通っている場合の養育費

幼稚園や中学校は、公立と私立で学費に大きな差があります。高校授業料無料化制度を活用することで、学費負担が軽減される家庭もあります。 ここでは年収500万円の家庭がお子さんを高校に通わせる際にかかる費用について、公立・私立共に説明します。公立は安いと思い込んでいる人こそ、ぜひ参考にしてください。

授業料

お子さん1人が公立高校に進学した際、1年間にかかる学校教育費の平均額は275,991円です。そして公立高校はお弁当になるので、学校給食費は不要です。 一方の私立高校で1年にかかる、学校教育費の平均額は755,101円です。私立高校も学校給食費はありません。ただし私立高校に進学した場合、国の就学支援金を受給できます。2018年の実績では年収500万円世帯は、178,200円の補助が受けられます。そのため実際の費用負担は、576,901円となります。

その他費用

2018年の大学・短大への進学率が57.9%だったことを見てもわかる通り、高校に進学した後も学校外活動費が必要となります。 公立高校に進学した場合に1年間で必要となる学校外活動費は、174,871円となっています。中でも突出しているのが学習塾代で、1年間で106,767円です。私立高校進学者の場合は、1年間に必要な学校外活動費が285,067円となっています。これも突出しているのは学習塾代で、1年間で171,462円もかかっています。

年収500万円で子どもが大学に通っている場合の養育費

年収500万円の家庭にも、子どもを大学に進学させる家庭はたくさんあります。しかし大学の場合は学費だけでなく、場合によっては生活費が必要になる可能性も高いです。 ここではお子さんを大学進学させるにあたり、かかる費用について説明します。授業料以外に必要なものも多いので、覚えておいてください。

授業料

大学の授業料は、国公立と私立で金額が異なります。ここでは入学金を含む、初年度納入金を比較してみます。初年度納入金とは、入学金・授業料・施設設備費を合わせたものです。 国立大学の初年度納入金は、817,800円です。公立大学になると大学がある地域からの入学者に対し、優遇措置があるところが多いです。そのため地域内進学者の授業料は1年間で768,480円、地域外進学者は932,519円となります。 私立大学の初年度納入金の平均額は、1,316,816円です。しかし文系は1,150,863円、医学部・歯学部は4,792,928円と幅があります。

その他費用

大学進学にかかる費用は、学費だけではありません。教科書代や在籍基本料といった諸経費が必要な大学が多く、全大学の平均が93,492円にも上ります。また、学部学科によっては実験実習費が必要で、全平均が33,659円となっています。 さらに大学進学になると、自宅外通学生が増えます。学生会館や一人暮らしなど居住形態はいろいろありますが、引っ越しを含めた初期費用の平均が370,000円となっています。さらに仕送りとして、1年間に平均で930,000円かかる計算となります。

まとめ

年収500万円の家庭にかかる保育料や教育費について説明してきましたが、理解できましたか。 国公立か私立かによって学費は異なりますが、高校のように高等学校等就学支援金制度を利用することで負担を軽減させる方法もあります。ここで紹介したのは子ども1人にかかる費用ですので、2人以上いる場合は早めに教育費の準備をすることをおすすめします。


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