イギリス、インド、清の間で三角貿易

当時イギリス・インド・清の間では三角貿易が行われていました。イギリスは産業革命を成し遂げ綿製品の大量生産を実現しており、それを清などに販売しようとしていました。 一方の清からは茶・絹製品・陶磁器などがイギリスに輸出されていました。イギリスはインドにおいて阿片の製造・販売権を獲得しており、清からの輸入品の代金をインド産阿片の清への販売利益によって賄おうとしていました。

清とイギリスの貿易摩擦解消目的

イギリス産の綿製品や高級奢侈品に対する清の需要はさほどではありませんでした。それに比べて清産の茶・絹製品・陶磁器などに対するイギリスの需要は旺盛でした。これにともなってイギリス・清の間で貿易不均衡が生じ、イギリスは清との間で貿易赤字が継続する状態に陥っていました。 イギリスはこの赤字分を当時イギリスが支配していたインド産阿片で埋め合わせしようと考えました。これが阿片戦争の切っ掛けになりましたが、イギリスの思惑の根底には清との自由貿易によるイギリスからの輸出拡大がありました。