新型コロナウイルスの影響で先行きが不透明に

3月31日米オフィス機器大手ゼロックスは、2月に発表した米パソコン、プリンター製造販売大手HPへの敵対的買収(TOB)から撤退することを明らかにしました。 世界的に広がる新型コロナウイルス感染によって米市場が混乱し両社の株価が暴落したことで、2月に取り決めていた現金と1株24ドル合わせて350億ドル(約3兆8700億円)での買収が困難になったためとしています。

今後の買収に再度踏み出す可能性も

ゼロックスは今後も買収を検討していくとしており新型コロナウイルス感染拡大の危機が収束すれば、再度買収に踏み出す可能性があるとしています。 同社はこの度のTOBを支援する米シティグループなど各銀行からの資金調達に変更はないとし、継続した支援が受けられることを強調しました。関係筋の間では2月時点で総額240億ドル(約2兆6千億円)を調達したといわれています。

HPの買収を目指していたゼロックスの目的

HPの買収を目指すゼロックスの目的は、HPが持つ小型プリンターの広いシェアを取り込むことでゼロックスの強みであるA3事務機を合せ業界のシェアを独占したいという狙いがあるようです。