アーサー・リー・アレン

真犯人として有力だと思われたのはほかにもいて、アーサー・リー・アレンもその一人です。彼は非常に頭がよくIQは136もあるといわれています。 2番目の被害者である女性のこともストーキングしていたうえに、その女性は彼が殺人を犯したところを見てしまったとひどくおびえていたといいます。 しかしアーサー・リー・アレンのDNAと手紙に付着していたゾディアックのDNAが一致することはありませんでした。そのためアーサー・リー・アレンは無実であるとされました。

デニス・レイダー

デニス・レイダーは17年間にわたって10人もの人間を殺害した人物であり、またその犯行を記した手紙を警察と新聞社に送り付けるなどしていました。 事件を起こしてから逮捕されるまでに30年も経過していました。そのあいだに「ゾディアック事件」を起こしたのではないかと推測されています。 推測したのはフロリダ州の元保安官ですが、あくまで状況証拠に基づいた推測であり本人からの自供はありません。

アール・ヴァン・ベスト・ジュニア

「ゾディアック」事件の有力容疑者として名前をあげられるのが、アール・ヴァン・ベスト・ジュニアです。彼は実の息子が書いた著作の中で告発されています。 息子が彼をゾディアックだと思った理由としては、彼が好きだったオペラの一説が犯行声明文に頻繁に使われていたためです。また似顔絵がそっくりであること、暗号づくりの遊びを良くしていたこと、指紋の傷が同じであることなどが挙げられています。 動機は被害女性たちが著者の実母に似ていることと推測されています。DNA鑑定や筆跡鑑定が行われているとのことですが、犯人とは断定されていません。

ゾディアック事件を題材にした映画「ゾディアック」

デヴィッド・フィンチャー監督の手により、2007年に「ゾディアック」という名前の映画が発表されました。俳優陣も豪華で全米で公開されたのち日本でも公開されています。 原作になったのは小説であり、映画では2時間半という限られた時間に「ゾディアック事件」の残忍さや恐ろしさが凝縮されています。 「ゾディアック事件」を取り扱った映画は1971年の映画にはじまり、ドキュメンタリー映画もあわせていくつかあるものの日本で公開されたのはこの映画のみになります。