桜田五輪相の「がっかり」発言

切り取り報道で記憶に新しいのは、桜田義孝元五輪大臣の「がっかり」発言です。 これは、2020年東京五輪で競泳女子の金メダル候補だった池井璃花子選手が白血病であることが分かり、出場が危ぶまれていることに対するコメントを求められた時でした。 実際の発言では初めに「早く治ってほしい」と病気を気遣かったのですが、その後の「がっかり」だけが切り取られ、命よりもメダルが大事なのかとメディアから激しくバッシングされ辞任に追い込まれました。

NHKの切り取り報道

NHKは公共放送として公平中立な放送をすることが建前ですが、切り取り報道に関してはよく話題となっています。 3月1日に行われた新年度予算案の審議では、新年度予算案の衆院通過をめぐる与野党の攻防があった衆院総務委員会で、立憲民主党の小川淳也議員が壇上で水をのむ場面を繰り返し映し、議長から注意された部分を切り取って放送しました。 また、数年前から話題になっている森友学園問題などをは、国会審議や答弁を意図的に切り取り編集し放送していた疑惑が持たれています。

「報道しない自由」

メディアやSNSなどで「報道しない自由」というワードをよく目にします。特定の政党に不利なことは報道を控えるということを揶揄した言葉ですが、本来のマスコミの役目は権力の監視です。 これが事実であればメディアの存在意義を問われる重大事ですが、本当にそのようなことが起きているのでしょうか。

政治的圧力も一因か?

メディアの報道しない自由は、政治的圧力も一因といわれています。よく耳にするのは安倍政権による圧力の疑いです。安倍政権は2012年から今日まで続いており、歴代2位の長期政権です。 そのためか、何かと安倍政権の陰謀説が飛び交い報道されてきました。アベノミクスの効果を水増ししている、閣僚の不祥事を隠しているなど疑惑は枚挙にいとまがありません。 一方で、野党も関西の反社的労働組合「関西生コン支部」で、80数名が逮捕されていることを報道しないように圧力をかけている疑惑を持たれています。