【ビジネス用語】リードタイムの意味や使い方を紹介します!

ビジネス用語

2019年3月22日

リードタイムという言葉を知っていますか?リードタイムとは「商品を発注してから納品されるまでの時間」という意味の言葉です。ビジキャリではリードタイムの計算方法やリードタイムの短縮方法などを紹介します。また、リードタイムを使った例文もまとめたので使いこなせるようにしましょう。

リードタイムとは

製造業では製品を作る上でサプライヤーから材料を調達する必要がありますが、発注から納品までの時間が長すぎると重要なビジネスチャンスを逃して、利益獲得のチャンスを失うことにもなります。 ここではビジネスをする上で重要なリードタイムの意味について説明します。

リードタイムの意味は「商品を発注してから納品されるまでの時間」

「リードタイム」とは「商品を発注してから納品されるまでの時間」のことをいい、売り手視点で考えると受注を受けてから納品するまでの時間のことで、買い手視点で考えると商品を発注してから手元に届くまでの時間のことです。 受注から納品までの効率性は社内の製品供給システムを管理するSCM(サプライチェーンマネジメント)では重要な概念になります。 ビジネスで最も重要な「時間」を効率的に使うためにはリードタイムを意識した取引が必要で、特に買い手はサプライヤー業界を調べて最適な取引相手を探す必要があります。

リードタイムの英語は「lead time」

リードタイムは英語の「Lead time」から来ておりますが、英語の場合も意味は全く同じです。また「lead time for」で「〜のリードタイム」と言う形で使うことができます。 ・Our lead time for shipping is 2 business days. (弊社では出荷までに2営業日頂いております。) 上記の例では「lead time for shipping」で「出荷に必要な時間(=出荷に必要なリードタイム)」という意味になっています。

リードタイムと納期、サイクルタイムとの違い

「リードタイム」と「納期」と「サイクルタイム」は全く意味が異なります。 「納期」とは商品等を納品する「期限」のことで商品が納品される最終的な日時(=デッドライン)を言う時に使い、受注から納品の「日数」を言うリードタイムとは意味が異なります。 「サイクルタイム」は「特定のタスクをこなすのに必要な賞味の時間」のことで、1つのタスクを完了するのに必要な最小限の時間なので、リードタイムのように「タスクからタスク(=受注から納品)の所要時間」とは意味が異なります。

リードタイムの数え方、計算方法

数え方

リードタイムは前述の通り受注から納品までの「期間」のことなので、数える時には「○営業日」と納品までにかかる日数を言います。 「期限」の場合に「5月20日」などの具体的な日にちを指定するのとは数え方が異なるので注意が必要です。

リードタイムの短縮

効率化

自社が属する利益を最大化するためにはマーケティングや提供価値の向上だけでなく、効率的に商品を提供できるシステムを構築する必要があります。 ここではリードタイムを短縮することで得られるメリットや短縮する方法、またリードタイム短縮に成功した事例を1つご紹介します。

リードタイムが長いのはよくない

リードタイムが長い事は売り手にも買い手にも良くありません。 売り手はリードタイムが長いと、受注してから納品されるまでに買い手からキャンセルが入ってしまう可能性が高くなります。また、価格が変わらずより効率的に受注から納品を進められる競合他社が現れれば、買い手は全てそちらに流れていくため顧客を失うことにもなります。 買い手からすれば意思決定から完了までの時間が長くなるので、スピード感を持ったビジネスが出来なくなりフラストレーションを感じることになってしまいます。

リードタイムを短縮するメリット

リードタイムの短縮には「在庫処分リスク軽減」「ビジネスチャンスの確保」と言う2つのメリットがあります。 買い手側からするとリードタイムが短縮すればビジネスチャンス確保のために社内に在庫を抱え、その在庫を捌けなかった時に仕入れコストが無駄になるというリスクが減ります。 売り手からすればリードタイム短縮によって受注から納品までがよりタイムリーに出来るようになるため、顧客からのキャンセルリスクが減ることでビジネスチャンスを失う可能性が減り、獲得できる利益を最大限確保できるようになります。

リードタイムを短縮するアイデアや方法

リードタイムの短縮には「作業時間を短くする」「人を増やす」「不良商品率の低下」の3つの方法が考えられます。 作業効率化や新システム導入によって生産時間の短縮できれば単純にリードタイム短縮に繋がります。また受注を捌く人員を増すことも納品までの時間短縮を可能にします。 また製品製造時の不良品発生率が低下すれば、納品に必要な製品量の製造にかかる時間の短縮につながるので、リードタイムが短くなりお客様により短い時間で商品を提供できるようになります。

リードタイムの短縮の事例

キヤノン株式会社では生産ラインや治工具の設計や検討を試作機を使わずに行えるMREALというシステムを持っています。 MREALと言う仕組みを利用することで、顧客から開発を求められた生産ラインの機械や必要な工具を開発する際に、試作機の制作に入る前に最適な設計を考えることができます。 これによってリードタイムを3週間縮小させることに成功し、また試作品制作前にシステム内でその効果検証も出来るため作成にかかるコストも削減することに成功しました。

リードタイムという言葉の使い方と例文

例文

製造業で働く場合業務効率化のためにはリードタイムという言葉の概念を理解して正しく使えるようになる必要があります。 実際のビジネスシーンでも登場し得る例文を2つご紹介しますので、解説とともにぜひ確認してみてください。

例文①

・リードタイム縮小によって売り上げが向上した。 既に説明した通りリードタイムが縮小されると在庫処分リスクが減り、受注をより短時間で捌くことができるためキャンセルリスクが減ることになります。結果として受注をより確実にこなし、売上を確実に得ることが可能になります。 現状でリードタイムが競合に比べて長いと考えられる場合は、社内システムを見直してより効率的に可動できるシステムを開発して、競合他社に顧客を奪われないように工夫する必要があります。

例文②

・サプライヤーのリードタイムが長すぎるので、取引先を変えた。 買い手側から見るとサプライヤーのリードタイムが長すぎる場合、自社内で迅速にビジネスを進める事はできないので取引先を変えたほうが賢明な判断です。 効率的なビジネスの条件にはどこに投資するかと言う判断もありますが、これは取引先についても言えることで、買い手の要求に迅速に従ってくれないサプライヤーとの付き合いを続けていると、より早く対応してくれるサプライヤーから仕入れをしている競合他社に負けてしまいます。

まとめ

まとめ

リードタイムは短くすることで多くのメリットを得られるようになります。 買い手にとっても売り手にとってもリードタイムが縮小されることでより効率的にビジネスを進めることができお互いに利益を最大化させたり、社会に提供する価値を最大化することに繋がります。


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