三億円事件の真相とは?犯人像などに触れながら全貌を解説!【未解決事件】

経済

2019年9月16日

昭和犯罪史に残る「三億事件」は民事時効から30年以上が経過しましたが、未だに多くの謎を残したままです。今回ビジキャリでは有名な「三億円事件」をとりあげます。事件の経緯や捜査の進め方に加えて、複数犯説と単独犯説などにも迫りますので、参考にしてください。

1分でわかる三億円事件

1968年東京都調布市で起きた「三億円事件」は昭和の迷宮入り事件の中でも極めて有名な窃盗事件であり、数々の小説や映画のモチーフになっています。 東芝芝浦電気の年末一時金3億円を乗せた現金輸送車が白バイ隊員を装った男に急襲され、捜査当局の必死の捜査にも関わらず1975年に公訴時効1988年に民事時効となりました。

三億円事件とは

  • 白バイ隊員に扮した犯人が現金を強奪した事件
  • 1975年に公訴時効、1988年には民事時効が成立
  • 単独犯説が有力だが真相はわからないまま

三億円事件の概要

三億円事件が昭和の迷宮入り事件の中でも異彩を放ち様々な小説や映画のモチーフとなったのは、ひとつに被害金額が現在の価値で20億円を超える巨額であったことがあげられます。 さらに白バイ隊員を装うといった大胆不敵な犯行手口もあげられますが、三億円事件を深掘りするにあたってその概要を整理することから始めてみましょう。

1968年に府中で起きた窃盗事件

事件が起きたのは1968年の12月ですが、この頃の日本は敗戦ショックから立ち直り日米安保条約を巡っては学生運動が激化するなどまさに激動の時代でした。 事件は現在の東芝である東京芝浦電気の年末一時金2億9,430万7,500円を乗せた現金輸送車が東京・府中市内で白バイ隊員を装った男に停車を命ぜられ、その隙に現金輸送車ごと奪われたのが概要です。 「強盗」との認識もありますが本件において犯人は誰も殺傷しておらず、輸送車から乗務員が離れた隙に現金が奪われたに過ぎないので「窃盗」にあたります。

時効成立により未解決事件となった

この事件では犯人が残した証拠品も多く目撃証言も数多く寄せらたことから、当初は早期解決されるものと思われていました。 しかし証拠品の多くは市場に大量に出回っている品々であり、寄せられた情報もいわゆる「ガセネタ」が大半であったため捜査は難航を極めます。 その結果延べ17万人の捜査員が動員され、捜査費用は約9億円にも上り約11万人の容疑者リストを作成したにも関わらず、1975年12月10日に公訴時効1988年12月10日には民事時効成立により迷宮入りとなったのです。

三億円事件の経緯

三億円事件には巨額のコストと莫大な数の捜査官が動員され、警察当局の威信をかけて追い求めたにも関わらず容疑者を特定することさえできませんでした。 迷宮入りとなった理由には犯人が用意周到に準備された計画を冷静に完遂しただけでなく様々な偶然が重なったことが考えられますが、初動捜査にも問題があったといわざるを得ません。

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