右往左往の読み方は「うおうさおう」

自分で使うことはなくても耳にしたことがあるはずの四字熟語である「右往左往」は、「うおうさおう」と読むのが一般的です。しかしごくまれに「うおうざおう」と読むこともあります。 「右往左往」に使われている4字すべてを音読みします。語源は特にないとされていますが、漢字を見るだけで意味が連想しやすい四字熟語の一つといえそうです。

右往左往(うおうさおう)の意味は「混乱してうろうろする」

「右往左往」は、「混乱してあちこちをうろうろしてしまう様子」を意味する四字熟語です。「混乱して大勢の人が秩序なく行き来する」「うろたえて適切な行動ができない様子」という意味でも用いられます。 そう聞くと実際にうろうろしていなければ使えない四字熟語ではないかと思う人もいそうですが、そんなことはありません。じっとしていても慌てふためいている時に用いる四字熟語です。

右往左往(うおうさおう)の類語は「右顧左眄」「東奔西走」「左往右往」

「右往左往」の類語として、「右顧左眄(うこさべん)」や「東奔西走(とうほんせいそう)」「左往右往(さおううおう)」「周章狼狽(しゅうしょうろうばい)」などがあげられます。 ここでは「右顧左眄」「東奔西走」「左往右往」を取り上げ、例文を交えながら「右往左往」との違いを解説します。

右往左往と「右顧左眄」の違い

「右往左往」は「混乱しどうすればよいのかわからず、あわてふためく様子」を意味します。類義語にあげられる「右顧左眄」は「周囲の様子ばかり気にして、なかなか決断できない」という意味を持ちます。 ・課長は事業部会議になると右顧左眄してばかりだから、プロジェクトが進行できません。 ・彼女はあえて右顧左眄の態度を取ることで、自分の責任を回避しようとしています。 「右往左往」は「混乱する様子」を伝える言葉ですが、「右顧左眄」は「自分の意見を持たないから決断できない」と相手を揶揄(やゆ)するニュアンスが加わります。良い意味で使われる四字熟語ではありません。