動画製作者の目的は収益か?

「エルサゲート」は2016年前後から増加し始めたようです。「エルサゲート」問題が表面化してから、YouTubeはエルサゲートに該当する動画を約15万件以上削除したことがわかっています。 「エルサゲート」を制作しているチャンネルは複数あり、動画点数の多さから実体は不明なものの、組織的な関与が疑われています。ほぼすべての動画が自動挿入広告を設定していることから、エルサゲートの主な目的は広告収入にあるようです。

エルサゲートの実例や内容

ドクロ

ドクロ(画像:pixaboy

「エルサゲート」は有名作品のキャラクターを無許可で使用した上で、子どもに不適切な内容を繰り返すことが問題視されています。 ここからは実際に、「エルサゲート」の動画がどのような内容になっているのか、頻出する有名キャラクターと併せて紹介します。

アナ雪やドラえもん、アンパンマンなど有名なキャラクター

「エルサゲート」は違法アップロード動画ではなく、オリジナルで制作されたアニメ動画です。ただし、ほぼすべての「エルサゲート」において、著作者の許諾なしに有名キャラクターを登場させています。 例えば「エルサゲート」の語源にもなったディズニー映画「アナと雪の女王」のエルサや、日本のアニメ作品からもアンパンマンやドラえもんといった国民的キャラクターが多数出てきます。 「エルサゲート」ではこれらのキャラクターがジャンルの垣根を越えて共演しますが、無許可なので著作権違反に当たります。

内容は暴力やセクシャルなものなど多岐に渡る

「エルサゲート」の最大の問題点は、子どもはおろか大人でもショックを受ける不適切な表現にあります。内容を要約すると以下のようになります。 ・有名アニメキャラクターが過度な暴力を振い、流血や身体の欠損が起こる ・不快感を催す色使いや描写で、深刻な病気を連想させる ・排泄行為や性的行為を奨励するような内容がある 海外の風刺アニメ「サウスパーク」、インターネット黎明期のFlashアニメ「ハッピーツリーフレンズ」にやや似ています。しかし2作品が大人向けなのに対して「エルサゲート」は、分別のない子どもをターゲットにしているところが悪質です。