百貨店の売上減が深刻

全国百貨店の売上減少が止まらず深刻な状況となっています。消費増税前に起こったかけこみ需要の反動が薄れてもなお続く業績悪化は何が原因なのでしょうか。低迷する売上の項目や要因から百貨店の現状がみえてきました。

全国的に百貨店の売上は減少している

日本百貨店協会によると2019年は6年連続で全国百貨店の売上高が減少していることがわかりました。 全国10都市の中でもわずかながらプラスに転じたのは名古屋と大阪のみで、対前年比で名古屋0.1パーセント、大阪0.8パーセント増でした。 商品項目別にみてみると美術品や宝飾品、貴金属を含む雑貨のみが2.7パーセント増で、それ以外は全てマイナスという結果です。

アパレルや家具家電の領域が特に売上減少

1月売上高の速報値では対前年同月比でアパレル項目がマイナス6.8パーセント、家具・家電を含む家庭用品がマイナス8.3パーセントと最も顕著に減少をみせています。 主要5品目のうちその他の項目においても前年割れで、ラグジュアリーブランドを含む身の回り品はマイナス1.4パーセント、雑貨はマイナス1.5パーセントで食料品はマイナス0.2パーセントでした。 全百貨店の免税売上から紐解くと外国人に人気のある商品順位は化粧品、ハイエンドブランド、食品となっており、インバウンドが百貨店の売上高を下支えしていることがうかがえます。