一日千秋の読み方は「いちじつせんしゅう」「いちにちせんしゅう」の2通り

「一日千秋」は、「いちじつせんしゅう」と「いちにちせんしゅう」という2パターンの読み方があります。 どちらの読み方でも問題ないですが、前者の読み方の方が一般的な読み方です。

一日千秋(いちじつせんしゅう)の意味は「強く待ち遠しいと感じること」

「一日千秋」の意味は「強く待ち遠しいと感じること」です。 ここから、「ある物事が実現したり、待っている人が来ることを強くこがれている」という意味で使うこともできます。

一日千秋(いちじつせんしゅう)の由来は「近世紀聞」

「一日千秋」の由来は、1874年に染崎延房という日本の戯作家よって編纂された「近世紀聞(きんせいきぶん)」という幕末の動乱を描いた書物にあります。 この中で、「只官軍の向ふの日を頻りに渇望なせる事一日千秋の如くなるに」という一説があり、ここで物事が実現することを今か今かと待ち望んでいることが表現されています。この一節がそのまま現代でも使われるようになり、「一日千秋」の意味になりました。

一日千秋(いちじつせんしゅう)が「秋」である理由

「一日千秋」で「秋」という漢字が使われている理由は、昔は「秋」に「時」に近い意味があったことが理由です。 「秋」は農耕における収穫の時期であり、農民にとっては非常に重要な季節だったため「時間」を意味する言葉にでした。「千秋」とは「1000回秋が来る」という意味ですが、「1日に1000回秋が来るほど長く感じる」ことから「待ち遠しい」「実現を強く待ち望む」という意味になりました。