謎のニセ札事件の概要

「謎のニセ札事件」とは、1954年に日本で実際に起こった事件です。実害は比較的大きくはありませんでしたが、事件の内容があまりに奇妙であることから有名となりました。 ここでは「謎のニセ札事件」の概要や詳細な経緯について解説します。

1954年12月に発生した事件

1954年12月の冬に「謎のニセ札事件」は起こりました。 東京都中央区の印刷所に興信所の者だという男が現れ、紙幣のようなものの印刷を発注しました。印刷所は「警視庁の者から了承を得ている」という男の言葉を信用して印刷し、男に引き渡しました。 しかし、その印刷物があまりに異様だったので、印刷所は不安になり、警察に届け出ました。そして、事件が発覚したのです。

謎のニセ札事件は未解決のまま

印刷所の届け出により、警視庁捜査3課が事件を捜査しました。その結果、男が所属していると言っていた興信所が存在しないことがわかりました。 そして、警察は印刷所に残っていた紙幣のようなものを入手した後、日本銀行にも問い合わせますが「この種の紙幣は存在しない」という回答を得ました。また、表面の両側に書かれていた奇怪な文字もまったく解読することができなかったといいます。 結局「謎のニセ札事件」は現在も未解決のままです。

興信所の捜査部長を名乗る男

「謎のニセ札事件」のきっかけとなった男は「興信所の捜査部長」を名乗っていました。また、「警視庁の公安部長と関係があり、彼から了承を得ている」との説明もあったといいます。 しかし、事件発覚後の警視庁捜査3課の調べによって、男が名乗っていた興信所は存在せず、警視庁の公安部長とも一切関係がないことが明らかになりました。 男が本当はどのような人物であり、なぜニセ札を発注したのかはいまだに判明していません。