村上ファンドとは?実績や村上ファンド事件などの詳細を解説します

経済

2019年4月13日

村上ファンド事件はホリエモンのライブドア事件と並んで当時の社会を騒がせました。主役の村上世彰氏は今でも時々TVで見かけます。今回ビジキャリではこの村上ファンドにスポットをあて、事件の真相やホリエモンとの関係、村上氏の現在などについて詳しく解説します。

村上ファンドとは

「村上ファンド」は、かつて村上世彰氏が率いていたコンサルティンググループの総称です。インサイダー取引容疑で村上氏が逮捕された翌年の2006年に解散しました。中核企業3社を中心にグループ各社が、投資や投資信託、企業買収・合併に関わっていたとされています。 ここでは「村上ファンド」の実態について説明します。

代表は村上世彰

「村上世彰」氏は村上ファンドの創業者であるとともに、代表としてグループを率いていました。村上氏は1959年に大阪で生を受け、灘中学校・高等学校から1年の浪人を経て東京大学法学部に入学します。東大卒業後は通商産業省(現在の経済産業省)に入省し、在職期間に日本の経済界とのつながりを強めます。そして1999年には起業して、株式会社M&Aコンサルティングを設立しました。 在日台湾人だった父が華僑の貿易商だったことから、村上世彰氏も小学生の頃から株を始めたとされています。

村上ファンドは投資・企業のM&Aなどを行なっていたファンド

村上ファンドは、「株式会社M&Aコンサルティング」「株式会社MACアセットマネジメント」「株式会社エム・エー・シー」という3つの企業を中心に10の投資事業組合を持ったグループでした。元野村證券次長だった丸木強氏の他、元警察庁官僚だった滝沢建也氏も創業メンバーです。 投資や投資信託をはじめ企業のM&Aも行っていましたが、村上ファンドを有名にしたのは「敵対的TOB」を積極的に行ったことでした。

村上ファンドの主な実績や保有銘柄

敵対的TOBとは経営権を握るために公開買い付けをして、筆頭株主になる行為をいいます。積極的に敵対的TOBを行っていた村上ファンドは、様々な銘柄の株券を保有し多くの実績を残しています。 ここでは村上ファンドの中でも有名な銘柄と、そこでの実績について説明します。

東京スタイル事件

東証1部上場企業である株式会社東京スタイルは2002年当時、1300億円を超える預金を原資にビル建設を計画していました。 しかし村上ファンドはビル建設に反対しており、それを阻止するために東京スタイル銘柄を購入することで筆頭株主となります。そのうえでビル建設の中止と、預金を原資に自社株を買うよう要求しました。 村上ファンドの自社株買い提案により東京スタイル銘柄が最大で15%以上上がったため、社会に認知されるようになりました。

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