アウンティング後自殺した学生は不安神経症と診断

男子学生Aは自身がゲイであることを親しい人間にも明かしていませんでしたが、カミングアウトはいつか自分のタイミングでしたいと考えていたようです。 その矢先にアウティングされたことで、Aにはパニック障害の症状が出始めました。特にBの近くにいると症状が現れました。7月21日に心療内科を受診したところ、Aは不安神経症と診断されたのです。 その後、Aは大学院の教授や大学のハラスメント相談室に相談したようですが、大学側は根本的な対策を取りませんでした。

大学構内で自殺をした

8月24日、男子学生Aは必修科目のために大学へ行きましたが、午前中の授業でパニック障害の発作を起こしてしまいます。この時にAは職員の付き添いで大学の保健センターへ行き、治療を受けました。 職員と保健センターらはAが必修科目の模擬裁判に出たいと希望したことから、Aを授業に向かわせました。その後、AはLINEグループにメッセージを残し、大学構内にあるマーキュリータワー6階から転落死したのです。 状況からAが投身自殺を計ったものと考えて間違いないでしょう。

自殺した学生の親による訴訟

事件の後に男子学生Aの父親と母親は損害賠償を求める民事訴訟を起こしました。訴訟相手は学生Bと一橋大学です。Bとは2018年に和解が成立していますが、大学との裁判は現在もまだ継続したたままです。 Bと一橋大学の訴訟、それぞれの裁判について流れと結果をご紹介します。

アウンティングした学生に対する訴訟は和解が成立

男子学生Bに対する遺族の訴訟は、2018年6月に和解が成立したことが判明しました。和解は同年1月15日付けしましたが、内容は当事者間で口外禁止条項になっているために詳細は不明です。 アウティングされたAは生前、Bの謝罪を求めていたということなので、おそらくB側から遺族に真摯な謝罪が行われたものと見られています。 またこの民事裁判の答弁書で、Aの告白の前後のやりとりとBがアウティングに至った経緯が明かされました。