1分でわかる一橋大学アウティング事件

一橋大学アウティング事件

  • 一橋大学法科大学院の男子学生Aが自殺
  • 自殺のきっかけは同性愛の曝露だった
  • LGBTの権利向上とともにアウティングへの注目が集まっている

一橋大学の学生が同性愛の曝露(アウティング)をきっかけにした暴露された学生による自殺事件です。 自殺の背景に日本社会に同性愛を含めた性的少数者(LGBT)への不寛容さがあること、アウティングが初めて注目された事件であることから、事件の加害者には賛否両論が起こりました。事件後、国立市はアウティングの禁止を盛り込んだ条例を日本で初めて施行しました。

一橋大学アウティング事件の概要

2015年8月に一橋大学の構内で起きた男子大学院生Aの投身自殺で発覚した事件です。同性愛者のAが告白相手の同級生Bにゲイであることを曝露(アウティング)されたことで、精神的苦痛から自殺を計りました。 自殺のきっかけはいじめなどではなく、あくまでもアウティングにあるというのが事件のポイントです。詳細についてはここから詳しくご紹介していきます。

2015年に起きた一橋大学生の投身自殺事件

事件が起きたのは2015年8月24日でした。一橋大学法科大学院に通っていた男子学生Aはその日、午前の授業中にパニック障害の発作を起こし、一時的に保健センターに連れて行かれました。 その後、必修科目の授業に出ると言って教室に戻る最中、Aは校舎の6階から転落死してしまいました。死の直前、友人への感謝と世の中を憂うメッセージがLINEに投稿されており、自ら命を絶ったものとされています。

同級生によりゲイであることをアウンティングされた

男子学生Aは男性に対して恋愛感情を持つ同性愛者で、いわゆるゲイの青年でした。A本人は自分が同性愛者であることを周囲の人間だけでなく、家族や親しい友人にも隠していました。 ところが事件の起こる2ヶ月前に、LINEグループ上でAの同級生である男子学生Bが、Aがゲイであることをアウティングしたのです。アウティングとは、本人に無許可で性的少数派という秘密を他人が周囲に広めることです。アウティングはある種のセクハラ行為とされています。