1分でわかる渋谷区短大生切断遺体事件
1分でわかるニュースの要点
- 兄が妹を殺害し遺体を損壊した猟奇的殺人
- 3浪中であったことに強い劣等感を抱いていた
- 些細なことをきっかけに犯行に及ぶ
渋谷区短大生切断遺体事件の概要
2007年に発覚した渋谷区短大生切断遺体事件は猟奇的な事件として世間に衝撃を与えました。兄が妹を殺害しただけでなく、死体損壊にまで至った経緯についてはいくつもの憶測が流れます。何不自由なく生活していた富裕層の家族に何が起こったのでしょうか。
武藤勇貴が妹の短大生とトラブルに
事件の端緒は犯人武藤勇貴が妹の短大生とトラブルとなったことです。武藤勇貴は3人兄弟の真ん中にあたり兄、妹がいました。歯科医の両親のもとに生まれ自身も開業医を目指すも2度の受験に失敗しています。 被害者となった妹は短大に通いながら女優業に勤しんでいました。Vシネマなどにも出演経験があり、将来に大きな夢を持っていたことが伺わされます。 しかし妹は奔放な性格であり家族の中でも浮いた存在でした。事件の数日前にも母と口論を繰り広げており武藤勇貴に咎められたことが惨劇の引き金になります。
妹を殺害し遺体をバラバラに
武藤勇貴は口論の末、妹を殺害し遺体をバラバラにします。日頃からケンカの絶えない2人でしたが、母への暴言を巡り口論となり妹の頭部を木刀で殴りつけました。 その後も口論は続きましたが、妹の「夢がない」の言葉は心に深く突き刺します。劣等感や嫉妬といった感情が一気に噴き出したのでしょう。 妹の首を締め上げた上、水を貯めた浴槽に頭を沈め死亡を確認します。ここから武藤勇貴は妹の遺体をのこぎりなどで損壊し一部を保存するなど異常な行動を繰り広げます。