添削(てんさく)の意味や注意点・類語との違いなど解説します!

ビジネス用語

2019年4月10日

「添削」という言葉は学生からビジネスマンまで幅広い層に使われる言葉です。しかし似た言葉が多く「添削」との違いがわかりにくくもあります。今回ビジキャリでは「添削」の意味や使い方、類語との違いなどについて解説します。「添削」のコツや注意点などについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

添削とは

添削

仕事で資料を作ったり筆記試験対策で答案を作った時、上長や先生に「添削」してもらうことがあります。 この記事では「添削」という言葉の意味や「添削」をする際のポイントを見ていきますが、まずはこの見出しで、添削の基本的な意味や英語表現をしっかりと理解していきましょう。

添削の読み方は「てんさく」

「添削」は「てんさく」と読みます。 「添」は音読みでは「テン」、訓読みでは「そえる」「そう」と読む漢字です。そして「削」は音読みでは「サク」、訓読みでは「そぐ」「けずる」と読みます。 つまり「添削」は、どちらもそれぞれの漢字の音読みとなっています。日常会話でも目にすることがある漢字ですので、読み方を間違えないようにしっかりと確認していきましょう。

添削の意味は「文章などをよりよくするため元の文章に加えたり削ったりすること」

「添削」は「文章などをより良くするため元の文章に加えたり削ったりすること」という意味です。これは「添(そえる)」「削(けずる)」というそれぞれの漢字からもイメージできます。 ただし意味に書かれているように「添削」といった場合、その対象は「文章」に限定されます。商品の試作品の改善作業などでは「添削」とは言いません。プレゼン資料・契約書・内容証明書・メールの文章など、添削の対象は文章のみです。

添削の英語は「correction」「rewrite」

「添削」は英語では「correction」「rewrite」となります。 ・I will ask the superior a correction in the presentation materials for next week. (来週のプレゼン資料の添削を上長に依頼する。) 例文では「correction」が使用されています。「correction in〜」で「〜の添削」という意味なので、「presentation materials(プレゼン資料)」の添削という意味になっています。

添削の類語

類語

「添削」は「添(そう)」「削(けずる)」から、「文章などをよりよくするため元の文章に加えたり削ったりすること」でした。 ここからは添削の類語を6つ紹介します。それぞれの漢字について少しずつニュアンスが異なりますので、違いに注意しながら読み進めてみて下さい。

添削と修正の違い

まずは「修正(しゅうせい)」ですが、これは「良くない点を直すこと」という意味です。 ・確認した資料の誤字脱字を修正しておきました。 「添削」も「修正」も文章に手を加えることは同じですが「修正」という場合は「間違っている部分を正しく直す」というニュアンスになります。一方で「添削」は「間違っているところが無くても手を加えて更に良くする」場面でも使うことが出来ます。

添削と改削の違い

次は「改削(かいさく)」ですが、これは「文章を改めたり削って直すこと」という意味です。 ・提出物は改削が少なくなるようにこころがけよう。 「改削」の場合は意味からも分かる通り、必要な内容を書き加えることはありません。あくまでも「間違いの修正」と「不要な部分の削除」が目的です。つまり「修正」と「文章の簡素化」がセットになったものが「改削」とイメージすれば分かりやすいと思います。

添削と筆削の違い

「筆削(ひっさく)」は「書き加えたり書き改めたりすること」という意味で「添削」と同義です。 ・模擬テストの答案を先生に筆削してもらった。 「筆削」には「添削」のように「書き加える」に相当する字はありませんが、文をより良くするために「書き加えること」と「削ること」という両方の意味が含まれます。ただし、「添削」ほど一般に知られている言葉ではないので、「添削」を使った方が意味は伝わりやすいです。

添削と校正の違い

「校正(こうせい)」は「原稿と見比べて誤りを直すこと」という意味です。 ・雑誌の担当ページを校正したら誤字が見つかった。 「校正」の場合は同じ内容の文章を隣り合わせにして、前段階の原稿と完成物としての印刷物などの間で違いがないかを確認する作業です。つまり「添削」のように文章の「改善」が目的なのではなく、2つの文章を比較して「違いを発見しそれを修正すること」が「校正」の目的です。

添削と推敲の違い

「推敲(すいこう)」は「より良い表現を求めて、文章を考えて練り上げること」という意味です。 ・小説の最初の1文の推敲に3ヶ月もかかった。 「推敲」と言った場合には「自分で作った小説などの文章を更に良いものにするために、苦心する」という意味合いで、「添削」のように「正しい、間違っている」という判断軸で文章の改善をするのではありません。

添削と検閲の違い

「検閲(けんえつ)」は「公的機関が思想の内容や表現を強制的に取り調べること」という意味です。 ・日本では憲法第21条で検閲は禁止されている。 「検閲」は国などの公的機関が、管轄地域内で行われている様々な思想による表現物を調べて、危険な思想を持つ者がいないかを取り調べるために行います。つまり「添削」が「文章の改善」が目的なのに対して、「検閲」は「取締と公的機関が不適切と判断する表現の排除」が目的です。

添削のコツ・注意点

コツと注意点

ここまでは「添削」の類義語と、それぞれの意味の違いについて説明してきましたが、ここからは実際に「添削」を行う時のコツについて紹介していきます。 「添削」は基本的に他人にしてもらうものですが、添削の際のポイントを理解しておくことでセルフチェックにも役立ちますので、是非参考にしてみて下さい。

コツ・注意点①5W1Hの確認

添削の1つ目のポイントは「5w1h」を意識することです。 どんな文章でも、わかり易い文章は「5w1h」が全て明示されています。「5w1h」は「いつ(when)」「どこで(where)」「だれが(who)」「何を(what)」「なぜ(why)」「どうやって(how)」に当たる英語の疑問詞の頭文字をとったものです。 添削の際は、まず「5w1h」を確認して、欠けている要素については指摘しましょう。

コツ・注意点②内容と構成の確認

添削の2つ目のポイントは「必要な内容の有無と文章構成」の確認です。 文章のテーマごとに伝えるべき内容がありますが、それが過不足無く言及されているかの確認が必要です。言及すべき内容が無ければ、読者は意味が取りづらくなってしまいます。 また必要な内容が全て書かれていても、文の意味に沿った文章構成になっていなければ、読者は文章を行ったり来たりしなければ行けないので、構成についても指摘しましょう。

コツ・注意点③誤字脱字の確認

添削の3つ目のポイントは「誤字脱字」の確認です。 「誤字」とは「移植手術」を「異色手術」と誤った表記にしてしまうことで、「脱字」とは「アメリカ合衆国」を「アメカ合衆国」と表記してしまうことです。 こうした誤りは文章を書いた人からは小さな間違いと感じるかもしれませんが、読者からすると誤字脱字が多い文章は非常に読みづらくなります。一つ一つ文を確認して間違い箇所を指摘しましょう。

添削を依頼する際のメールのマナー

メールマナー

文章の「添削」には時間と労力と集中力が必要です。つまり人に添削を依頼する時は、こうした点を配慮してお願いする必要があります。 そこで、この見出しでは人に添削を「依頼する時」と、添削をしてもらった人への「お礼する時」のメールの書き方について説明します。

添削をお願いする際のメール

添削をお願いするメールでは、「相手の時間を頂くこと」「文章作成の目的を伝える」「添削してほしい場所を伝える」「自分の文章執筆の意図を伝える」の4つに注意しましょう。 添削者に丸投げせずに、添削してほしい箇所や目的に合った文になっているかを確認してもらうために必ず伝える必要があります。また社会人は自分の時間が限られているので、貴重な時間を添削に当ててもらうことへの配慮も必要です。

添削のお礼メール

お礼のメールでは、「時間を割いて頂いたこと」「添削内容」「添削上のアドバイスの活かし方」「最後にもう一度お礼」の4つに注意しましょう。 1つ目は依頼時と同様に、時間を自分のために割いてくれたことへのお礼をしましょう。次の2つは添削してもらった内容について、今後どう活かすかを具体的に伝えましょう。 そしてメール分の最後に改めてお礼をそえることで、相手に配慮した丁寧なメール文になります。

まとめ

まとめ

「添削」は文章をより良くするための行為ですが、類義語を沢山紹介したように他の言葉と意味を明確に区別して使い分ける必要があります。 言葉だけ見ると意味が似ていても、状況によって使い間違えると大きな違和感に繋がることもあるため、違いを把握して言葉を慎重に選ぶようにしましょう。


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