実直の類語は「誠実・篤実・勤勉」

「実直」の類語として取り上げられることが多いのが、「誠実」「篤実(とくじつ)」「勤勉」の3つです。 「誠実」で表す真面目さには、「真心がある」という要素が加わっています。次に「篤実(とくじつ)」の意味ですが、「人情に厚く実直である」「誠実かつ親切」という人を表しています。そして「勤勉」には、「勉強や仕事に一所懸命に励む」という意味があります。 「実直」にも正直で真面目という意味がありますが、類語とはニュアンスが違うことを覚えておいてください。

実直の対義語は「狡猾」

正直・誠実・真面目という意味で使われる「実直」の対義語は「狡猾」です。「こうかつ」と読みます。「狡」は、獣が身体を左右にくねらせて逃げる様子を表す字です。もう一つの「猾」という字は、ずる賢さを意味しています。 その2文字で構成される「狡猾」は、「悪賢い」という意味で使われる熟語です。まさに「実直」の対極にある言葉といえるでしょう。

実直の英語は「conscientious/sincere」

「実直」を英訳すると、「conscientious」または「sincere」と表現されます。 ・He is a conscientious craftsman and never cuts corners. (彼は実直な職人なので決して手抜きなどしません。) ・She is someone who earnest and sincere.. (彼女は真摯で実直な人です。) 同じ「実直」を表す英訳でも「conscientious」には「良心的な」「注意深い」、「sincere」には「嘘偽りがない」「言行一致」という意味が含まれている点が異なります。

実直が使われている四字熟語は「謹厳実直」

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「実直」を使った四字熟語と聞かれたら、「謹厳実直」を連想する人が多いことでしょう。「謹厳実直」という四字熟語は、「きんげんじっちょく」と読みます。 「慎み深く厳かである」ことを表している「謹厳」に、「正直で誠実である」という「実直」が加えられています。そのため「謹厳実直」は「きわめて正直あるいは誠実」という意味で、人柄を表す四字熟語として使われています。 基本的には相手を好意的に評価する際に使われますが、真面目過ぎることを揶揄(やゆ)する意味で用いることもあります。