推敲の由来

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「推敲」は由来がハッキリしている熟語です。それは「故事成語」である「唐詩紀事(とうしきじ)」の中にあります。 ここでは「推敲」の由来について、漢文と和訳も交えて説明します。教養の一つとして、ぜい覚えておいてください。

推敲は故事成語が語源

「推敲」は「唐詩紀事(とうしきじ)」が語源といわれています。唐時代の詩やそれにまつわる小伝・評論などをまとめた81巻からなる書のことを、「唐詩紀事(とうしきじ)」といいます。 その「唐詩紀事(とうしきじ)」に、「推敲」の話が残されていました。唐時代の詩人が詩作について悩んでいた際に、名文家にアドバイスを求めたエピソードが由来となっています。

推敲の漢文とその書き下しと口語訳

ここでは「推敲」の漢文(白文)」と口語訳を列記します。 賈島赴挙至京、 騎驢賦詩、 得「僧推月下門」之句。 欲改推作敲。 (中略)不覚衝大尹韓愈。 乃具言。 愈曰、 「敲字佳矣。」 (後略)。 賈島(かとう)は試験を受けるべく長安の都にやってきて、ロバにのりながら詩作していると、「僧は推す月下の門」という句を思いつきました。しかし「推す」を「敲く(たたく)」にすべきではないかと悩みます。(中略)悩んでいるうちに都で長官をしている韓愈(かんゆ)の列に突っ込みました。その時賈島(かとう)が事情を説明すると、韓愈(かんゆ)は「敲という字の方が良い」と答えました。(後略)。

推敲の類語・英語

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「推敲」には類語が多く、意味を混同して使っている人も少なくありません。正しく「推敲」が使えるようになるためには、類語との違いを理解しておく必要があります。 ここでは「推敲」の類語はもちろん、英語表現についても例文を交えながら解説します。