1分でわかる布川事件

布川事件とは

  • 「布川事件」は1967年8月に茨城県で起こった強盗殺人事件
  • 同年10月23日に別件で逮捕された男性2名を「布川事件」の犯人として逮捕
  • 1978年7月に刑が確定するが2009年に再審が決定し、2011年7月に逆転無罪となる

【関連記事】昭和の冤罪事件はこちら

布川事件の概要

「布川事件」は被害者の遺体が発見されてから再審により逆転無罪が言い渡されるまで、44年もの時間がかかっています。別件逮捕されていた当時20歳と21歳の男性2名が、「布川事件」によって運命を捻じ曲げられました。 ここでは「布川事件」の概要について、詳述します。

1967年に茨城県で起きた強盗殺人事件

「布川事件」が発生したのは、1967年8月30日の朝でした。仕事の依頼をするために、一人暮らしをしていた当時62歳の男性宅を訪れた近所の人が遺体を発見したことが始まりです。 男性は身体を縛られた状態で絞殺されており、茨城県警は捜査を開始します。玄関や窓は施錠されていたものの勝手口が開いており、室内に物色された跡が残っていたため強盗殺人事件と判断されました。 何が盗まれたかが明らかにならないまま、死亡推定時刻に不審な2名の男たちがいたという目撃証言に引きずられる形で捜査が進んだようです。

再審無罪判決までに44年かかった冤罪事件

1967年10月に、当時20歳と21歳という若い男性2名が逮捕されます。1人は友人のズボンを盗んだ、1人は暴力行為を行ったことが逮捕理由でした。 しかし逮捕された2名に対し茨城県警は、「布川事件」についての取り調べを始めます。そして警察に強要された自白によって起訴され、無期懲役の刑が下されました。 そして再審で冤罪であることが認められ無罪判決が出るまでに、44年もの年月を要しています。